2011年3月11日に発生した東日本大震災から10年。台湾駐在の日本大使館に相当する「公益財団法人日本台湾交流協会」と蔡英文・総統が会長を兼務する「中華文化総会」の共催によって昨年から一連の「台日友情イベント」が行われています。題して「日台友情Always Hereシリーズイベント」。
台湾の著名なロックバンド、滅火器樂團(Fire EX.)が主催機関の招きに応じてこれらの一連のイベントのために作った「日台の友情」をテーマとする、テーマソング「希望の明日」のミュージックビデオは、東日本大震災が発生した台湾時間11日午後1時46分(日本時間11日午後2時46分)に正式に公開されました。
中華文化総会の李厚慶・副秘書長によりますと、今年は東日本大震災から10年という節目の年に当たります。台湾と日本の友情増進にとっても重要な一年です。台湾と日本は、風雨の中で互いに支え合い、助け合う友人です。多くの台湾人にとって日本は第2の故郷です。台湾と日本は、深い絆で結ばれているということです。
滅火器樂團(Fire EX.)は2016年に日本の東北地方に赴き、被災地を声援するミュージックビデオ「繼續向前行 Keep On Going(キープ オン ゴーイング)」を発表したことがあります。同楽団による応援ソングの創作は二度目です。滅火器樂團(Fire EX.)は、2020年に行われた第31回「金曲奨(台湾のレコード大賞に相当、ゴールデン・メロディ・アワード)」の最優秀バンド賞の受賞団体です。

歌の中では、新型コロナウイルスウイルスのパンデミックにおける台湾人の「日本ロス」が描かれているほか、日本人と台湾人が互いにあいさつするシーンもあります。
「希望の明日」は、標準中国語、台湾最大の方言・台湾語、日本語の3つの言葉で歌われています。
滅火器樂團(Fire EX.)のボーカル・楊大正は、この歌の創作背景について、以前、毎年妻と北海道へスキーに行っていたが、今年は残念ながら、コロナ禍により行けなかった。このような「日本ロス」からインスピレーションを得てこの歌を作ったと明かしました。
楊大正によりますと、台湾と日本は新型コロナウイルスの影響で、想像できなかった距離が生まれましたが、相手への関心はそれで途絶えることがありません。コロナ禍が終息したら、台湾と日本は、また元気よく共に明日に向かってまい進することだろうということです。
中華文化総会の李厚慶・副秘書長は、中華文化総会は、このミュージックビデオを通して、コロナ禍における台湾人の「日本ロス」と、日本を応援する気持ちをより多くの日本人に伝えたい。そして、それを日本が恋しく思う台湾人にも伝えたいと説明しました。
なお、「日本台湾交流協会」の泉裕泰(いずみ ひろやす)代表もミュージックビデオに出演し、中国語を使って「一起走向希望的明天(一緒に希望に満ちている明日に向かってまい進)」といって締めくくりました。
滅火器樂團(Fire EX.)の「希望の明日」
https://www.youtube.com/watch?v=ie1jIEVlBL4
ミュージックステーション(2019-12-16)滅火器 Fire EX.『無名英雄』
https://jp.rti.org.tw/radio/programMessageView/id/58885
ミュージックステーション(2017/04/24)滅火器 Fire EX.「進撃下半場」
https://jp.rti.org.tw/radio/programMessageView/id/38562
(編集:曽輿婷/王淑卿)