台湾の著名なインフルエンサー、「館長」こと陳之漢氏が最近中国を訪問した際に行ったライブ配信の内容、および発言について、台湾の対中国大陸政策を担う、大陸委員会(陸委会)の邱垂正・主任委員は17日、台湾国際放送の運営母体である、中央放送局(Rti)の番組「這樣看中國」のインタビューに応じ、「政府は言論の自由を尊重しており、今回の陳氏の中国訪問については社会で多くの議論が交わされ、賛否両論だと言える。国民が自ら判断を下すだろうと述べました。
陳之漢氏の中国旅行はネット上で大きな話題となり、同番組のパーソナリティは陳氏の中国社会に対する多くの発言や感想に高い関心を示しています。それに対して邱・主任委員は、こうした交流においては台湾社会の感情を考慮し、中国共産党の統一戦線の象徴とならないよう注意すべきだと強調しました。
邱・主任委員は、政府はすべての国民の言論と意思表明の自由を尊重しており、今回の陳氏の中国訪問について国民は必ずや公平な評価を下すだろうとし、「特に我が国の主権と尊厳、および国家全体の利益は、共に守っていかなければならない。陳氏の今回の中国訪問については台湾社会、および国民が判断を下すと信じている。彼の一連の行動については今後も多くの議論が続くものとみられ、賛否さまざまな声があるが、社会は最終的に公平な評価を下すだろう。国民はそれぞれの考え方を持っていると思う」と語りました。
一方、馬英九・元総統が代表団を率いて中国で開催される「海峡フォーラム」に出席したことについて、邱・主任委員は、馬氏の一部の発言が中国共産党の対台湾政策に呼応しており、不適切だと指摘し、「少なくとも中国が我々に対して威圧行為を行い、中華民国台湾の客観的な存在を否定したとき、台湾の人々の立場を伝えるべきだ。中国の軍用機・艦船による台湾への侵入や台湾独立主義者を処罰するための「22条の意見」の措置は、いずれも台湾海峡両岸の正常な交流にとって不利であることを伝えなければならない。しかし、馬氏が中国に対して台湾の立場を伝えなかった。我々としては遺憾としか言いようがない」と述べました。
邱・主任委員はさらに、「『海峡フォーラム』は我が国民が参加すべき場ではない」と強調し、「もし参加するのであれば、『両岸人民関係条例』の規定を順守し、対等かつ尊厳ある立場を堅持し、社会的感情や国際社会の視点を重視しながら、国家の主権と国民全体の利益を共に守るべきだ」と語り、「中国共産党が用意したこれらの統一戦線のイベントに参加する際には、中華民国の主権と利益、そして国民の幸福と安全を最優先に考えるべきだ」と馬氏に対して呼びかけました。
(編集:王淑卿/岩口敬子/本村大資)