カナダとオーストラリアの国防相は先日、共同声明を発表し、台湾海峡の平和と安定の維持と一方的な現状変更への反対の立場を改めて表明しました。過去1ヶ月間には、日米韓3カ国参謀総長等会議、米比外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)、米豪外務・防衛担当閣僚会議(2プラス2)など、いずれも会議後の共同声明で台湾海峡の平和の重要性を表明しています。
これに対し、台湾の外交部(外務省)は、台湾が国際社会の責任ある一員として、今後も全ての理念を共有するパートナーと協力し、民主主義を断固として守り、台湾海峡、地域、さらには世界の平和、安定、繁栄に尽力していくと強調しました。
カナダとオーストラリアが共に発表した「防衛関係強化に関する共同声明」では、台湾海峡の平和と安定を維持することの重要性を改めて強調。両国は一方的な現状変更に反対し、威嚇や武力ではなく、平和的対話を通じて意見の相違を解決するよう呼びかけています。さらに、インド太平洋地域における紛争の防止と抑止の重要性も強調しました。同時に、中国が南シナ海および台湾周辺で軍事活動を拡大していることに対して懸念を表明しています。
外交部は、カナダの国防相は6月にシンガポールで開かれたアジア安全保障会議(シャングリラ会合)の二国間会議で、中国の国防相に対し台湾周辺での軍事行動への懸念を表明。さらに7月末には、カナダ海軍の艦船が台湾海峡を通過したことを公式に確認した。これらの行動は、カナダが台湾海峡の平和と安定、そして自由で開かれた地域を重視し支持する一貫した立場を示すだけでなく、台湾海峡の安全保障が国際的な民主主義陣営の共通認識となっていることを表していると述べています。
外交部の劉永健・報道官は、「台湾は理念の近い国々と緊密に協力し、台湾海峡の平和と安定、そして開かれたインド太平洋地域の自由、繁栄を共に維持していく」と話しています。
オーストラリア政府も同様の姿勢を示しています。近年、オーストラリアはアメリカ、日本、イギリス、フランス、フィリピン、ニュージーランドなどの国々との共同声明を通じて、台湾海峡の平和と安定への支持、および台湾の国際組織への有意義な参加を支持する立場を幾度も表明してきました。さらに、アンソニー・アルバニージー(Anthony Albanese)首相とペニー・ウォン外相は、今年、中国の首相と外相に直接面会し、オーストラリアの立場と懸念を表明しています。
(編集:許芳瑋/本村大資)