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中国で足止めの金門の遭難釣り客帰還

  • 07 August, 2024
  • 中野理繪
中国で足止めの金門の遭難釣り客帰還
今年3月に中国海警局に連行された金門の釣り客の男性がおよそ5か月ぶりに帰還した。(写真:陳玉珍・立法委員提供/CNA)

今年3月、台湾の離島・金門の釣り船が海上で迷走し、中国海警局に発見された後、1人の釣り客の男性が5か月近く中国で足止めをされていた件で、7日、各方面の努力の結果、その釣り客の男性が野党・国民党の陳玉珍・立法委員(国会議員)に付き添われ、金門に帰還しました。

この男性は、3月17日、もう一人の男性と共に魚を釣りに海に出ましたが、船が動力を失い、霧の中で迷走。その後、中国海警局の船に発見され、連行されました。台湾、中国、両岸のコミュニケーションルートを通じて交渉が行われ、1人の男性は3月23日に無事に海上で引き渡しが行われ帰還できましたが、もう1人の男性は、遭難時、現役の軍人であったことから中国海警局の調査のため引き留められていました。

台湾で対中国政策を担う大陸委員会(陸委会)はこの件について、人道主義に基づき、世界の高い文明水準に沿った政府であれば、本件は両岸の海難救助における長年の慣例に従い、安全かつ迅速に帰還させるべきであるとの立場を繰り返し表明しており、中国側が行動を起こしてくれたことを歓迎し、釣り客の男性が台湾に戻ってくることができたことをうれしく思うとし、緊急救援事件を処理する際、今回の台風で立ち往生した中国籍の船員を救助したように、善意により、いかなる条件も付けてはならないと強調しました。

釣り客の男性の帰還に付き添った陳玉珍・立法委員は、7日早朝、男性の両親と娘を連れ、離島の金門と中国大陸の沿岸部をつなぐ「小三通(通航、通商、通信のこと)」の船で中国のアモイまで迎えに行きました。陳・立法委員は、前回、中国にこの釣り客の男性に会いに行った際には、中国の泉州まで行かなければならなかったが、今回は中国側がアモイの埠頭まで連れてきてくれたと説明。今回のコミュニケーションの過程において協力してくれた両岸の各方面の人々へ感謝を述べました。

陳・立法委員は、「大陸委員会、移民署、中国福建省の台湾関係部門、アモイ市の台湾関係部門といった両岸の関係部門の人々に感謝する。当初はこの男性は通常の手順に従って入境していなかった、台湾を出境しておらず、中国に入境していなかったので、両岸の部門の全面的な協力を得て、この男性がアモイから出境し、台湾に入境するための特別なプロジェクトを進めてくれた。」と説明しました。

この釣り客の男性の両親は、ようやく無事に帰ってきたことにとても喜び、これでようやくゆっくりと眠れる、「これが最高の父の日のプレゼントだ」と話しました。

また、この男性の娘も父の日のプレゼントとして、メッセージカードを作り、100点のテストを手にアモイまで父親を迎えに行きました。

(編集:中野理絵/許芳瑋/本村大資)

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