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国家衛生研究院、がん抑制新薬を開発、米学術誌の表紙を飾る

  • 05 August, 2024
  • 許 芳瑋
国家衛生研究院、がん抑制新薬を開発、米学術誌の表紙を飾る
国家衛生研究院の司徒恵康・院長(左)、バイオテクノロジー・医薬品研究所の紀雅惠・研究員(真ん中)、同研究所の謝興邦・所長(右)が5日、がんを効果的に抑制する新たな標的薬の研究成果を発表した。(写真:国家衛生研究院提供)

国家衛生研究院は5日、がんを効果的に抑制する新しい標的薬についての研究成果を発表しました。この成果は今年、アメリカ癌学会の著名な学術誌《分子がん治療学(Molecular Cancer Therapeutics)》に掲載されただけでなく、その号の表紙を飾る論文として選ばれました。さらに、関連技術は既に特許を取得しており、今後技術移転を完了し、臨床試験を終えることで、がんの精密医療に新たな手段を提供することが期待されています。

国家衛生研究院の司徒恵康・院長は5日、同研究院のバイオテクノロジー・医薬品研究所の謝興邦・所長と紀雅惠・研究員と共に、がん代謝を駆動するMYCタンパク質の分解を促進し、それによってがん細胞の成長源を遮断する新たな標的薬を発表しました。

司徒恵康・院長は、アメリカ癌学会の2022年の研究報告によると、2020年の世界のがん患者数は1,810万人で、そのうち989万人が死亡し、死亡率は50%を超えていた。同報告では、2040年までに世界のがん患者数は1,000万人増加して2,800万人に達し、死亡者数は2020年の数字を上回る、1,620万人に達すると推定されていると述べました。

したがって、司徒・院長は、紀雅惠・研究員が率いる研究チームの長年の努力により、がん代謝を駆動するMYCタンパク質を標的とした経口薬DBPR728(小分子キナーゼ阻害剤)の開発に成功したことを非常に喜ばしいと述べています。この薬剤は腫瘍の解糖作用を抑制し、結果としてがん細胞の細胞死を促進することができるということです。

司徒・院長は、「バイオテクノロジー・医薬品研究所の紀雅惠研究チームは、過去数年にわたり、がんにとって非常に重要なMYCと呼ばれる駆動タンパク質を標的とした小分子経口薬を設計した。多くの実験において、この薬が三陰性乳がん、小細胞肺がん、肝がん、髄母細胞腫に対して非常に良好な治療効果を示すことが証明された」と話しています。

紀雅惠・研究員は、一般的ながんの約28%がMYCがん遺伝子の増幅を持っており、これには肺がん、肝がん、乳がん、リンパ腫、前立腺がん、子宮内膜がんなどが含まれる。MYCタンパク質の構造が今日まで解明されていないため、効果的な標的薬の設計が困難であり、そのため手術後の再発率が高く、生存率も低下している。幸いなことに、国家衛生研究院の候補開発薬DBPR728は特殊な設計により、薬物濃度が大幅に高くなっただけでなく、腫瘍内で徐々に活性薬物を放出し、腫瘍の退縮を促すことができると説明しました。

研究論文の全文はこちらをご覧ください.。

https://aacrjournals.org/mct/article/23/6/766/745468/Discovery-of-a-Long-Half-Life-AURKA-Inhibitor-to

(編集:許芳瑋/本村大資)

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