立法院(国会)の第二会期ではまもなく来年度の予算が審査されます。行政院(内閣)が国防予算の増加を検討していることについて、与党・民進党立法院党団の呉思瑤・幹事長は31日、民進党政権下において、台湾の国防の自主の需要に応え、国防予算は当然、年々上がっている。これは台湾の自主防衛の決意の表れであり、予算審査において党派を超えて支持を得られることを期待していると語りました。
報道によりますと、行政院の卓栄泰・院長(首相)は先日の来年度予算を討論する会議で、現在、まだ予算編成の調整中であるが、そのうち国防全体における予算は今年の国防予算と比較して5%ほど増加する見込みであると話していました。
これについて民進党団の呉思瑤・幹事長は、予算編成は台湾の国防の需要を反映している。そして予算編成には長い期間が必要である。行政院主計総処の関係部門による編成の流れを尊重すると語りました。
また、民進党政権において、台湾の国防自主の需要に応えたもので、外国からの武器購入や、国防戦力に関係する装備や武器の国内での自己研究開発に関わらず、全て既定の国家戦略であり、具体的な国防予算にも反映され、年々引きあがっている。引き続き予算審査では党派を超えた支持が得られることを期待していると述べました。
呉思瑤・幹事長は、「予算は政策を反映しており、これは台湾の自主防衛への決意をしっかりと表している。民進党政権において、台湾の国防と安全、国防自主について、必要なのはより強力で効果的な政策の導入である。国家の安全を自分たちで守るために、私たちも予算案がこの後、立法院で党派を超えた支持を得られることを期待している」と語りました。
一方、最大野党・国民党立法院党団の羅智強・副書記長は、政府の予算は、必要なところで使い、節約するべきところでは節約するべきだ。来年度の予算に関して、国防予算が再び引き上げられることが見込まれており、他の予算支出を圧迫していないかどうか注意する必要があると語りました。
羅智強・副書記長は、「国防予算を例に挙げると、一気に6000億台湾元を超え、6300億元(日本円約2兆9000億円)近くにまで達する。このような予算は、馬英九・政権時代の国防予算と比較すると、毎年大体3000億元(約1兆4000億円)だったのが8年で倍増している。この結果は当然、その他の予算を圧迫している」と述べました。
また、来年度の国防予算が過去最高となる見込みであることについて、野党・台湾民衆党の林憶君・立法委員(国会議員)も先ごろ、国家の経済が正常に発展している状況において、国防予算総額が毎年高くなっていることは正常な事である。重要なのは、予算がどのように管理され、適切に予算が使われるか、立法委員は監督していく責任があると話しました。
(編集:中野理絵/許芳瑋/本村大資)