台風3号(ケーミー)が去ったばかりですが、新たな熱帯の雲システムが台湾に接近しています。幸い、発達条件は良くありません。中央気象署は7月29日、この発達した雲が29日と30日の両日、低圧帯の強さで接近すると予測しています。そのため、台風3号(ケーミー)で大きな被害を受けた台湾の東側では、終日局地的な大雨に注意が必要です。西側でも午後の激しい雷雨、豪雨、突風に注意が必要で、同時に各沿岸部でうねりが発生する可能性があります。
台湾は先週、台風3号(ケーミー)がもたらした記録的な豪雨の脅威から脱したばかりですが、続いて次々と熱帯の雲システムが台湾東方の海上で形成されています。幸いにもウインドシアの条件はそれほどではなく、前の熱帯擾乱95Wはすでに消散し、もう一つの熱帯擾乱97Wも台風や熱帯低気圧に発達することはなく、低圧帯の強さで台湾に接近するだけとなるということです。
しかし、中央気象署は29日、この低圧帯が29日夜に台湾の東南沖に接近し、30日に台湾上空を通過した後に消散するとしています。そのため、現在風上側となる東側、特に台湾北東部の宜蘭と東部の花蓮では、すでに断続的な降雨が始まっています。さらに、先日台風3号(ケーミー)で大きな被害を受けた地域で、再び大雨、豪雨、雷、短時間の強い雨、突風が発生する可能性も排除できないと注意を呼びかけています。
劉宇其‧気象予報士は、「29日は東側が低気圧の風上にあたるため、終日局地的に大雨が降る見込みだ。西側は基本的に晴れたり雨が降ったりする天気だが、正午を過ぎると、激しい雷雨が発生する恐れがある。29日は主に台湾南部‧嘉義以南の地域で、短時間に大雨または豪雨になる恐れがある。午後の外出の際は、突然の大雨、雷、突風に注意が必要だ。30日になっても、低気圧帯は依然として存在するが、風向が南よりに変わるため、午後の雷雨の範囲がより広がる。30日は西側全域で正午を過ぎると、ところにより激しい雷雨が発生しやすくなり、同様に短時間で大雨や豪雨になる可能性がある」と述べました。
さらに、低圧帯の影響で、各沿岸部ではうねりが発生しやすくなっています。東側、南西部、および最南端の恒春半島では特に注意が必要です。
中央気象署の予報によりますと、この低圧帯は31日には消散する見込みです。その時点で台湾全土の天気は、曇から晴れの天気、午後に雷雨がある典型的な夏の気候に変わるでしょう。ただ、中南部の沿岸部では、朝方に弱い南西から吹く風の影響を受け、にわか雨が降る可能性があります。
(編集:許芳瑋/本村大資)