台風3号(ケーミー)は26日午前8時の時点で、中心が台湾の西の離島・馬祖の西200キロ、中国華南エリアの陸地に達しました。勢力は弱まり続け、暴風半径も縮小しています。これにより、中央気象署も午前8時30分、離島の金門、馬祖の陸上台風警報及び、台湾北部と台湾海峡北部の海上台風警報を解除しました。しかし、来週の月曜日以降、新たな台風が再び台湾を襲う可能性が出てきています。
台風3号は25日午後7時、中国福建省に上陸後、勢力及び暴風圏は引き続き、陸地の影響を受け、26日午前8時までに、中心付近の最大風速は毎秒20メートルにまで弱まり、また風速13.9メートル以上の暴風域も半径150キロメートルへと縮小しました。そのため、交通部中央気象署は、台風3号の海上及び陸上警報を正式に解除しました。
気象署はその上で、台風3号の台風警報の期間、南部、高雄市の茂林区の山間部に1800ミリあまりの総雨量をもたらしたほか、南部、屏東県の山間部や嘉義県阿里山では1500ミリ、北東部、宜蘭県の太平山や南部、台南市の関山でも1200ミリに達したと指摘、台風警報が解除されても、台風3号は、いわゆる「台風のしっぽ」に当たる部分が長く太く、対流活動を盛んにしているとして、引き続き台湾へ影響を与えると、注意を呼びかけました。そして、今回の台風3号(ケーミー)と、台湾に甚大な被害を与えた2009年の台風8号(モーラコット)との違いについて、気象署は、モーラコットが台湾に影響を与えた時間は今回のケーミーよりも一日長かった、その為、当時の総雨量は3000ミリと、ケーミーよりも1000ミリ多くなったと説明しました。
このほか、注意するべき点として、26日、台風を取り巻く環流の影響で、台湾の各離島では風速24.5メートルから41.4メートルほどの強風が、一部の沿海部でも風速17.2メートルから28.4メートルの強風に見舞われ、さらには27日、沿海部では高波がみられ、5メートル以上となる可能性があると指摘しました。そして、国民に向け、今後二日間は海辺に近づかないよう呼びかけたほか、連日の大雨の後には山間部は土砂崩れ、落石の可能性があると、注意を促しました。
なお、現在フィリピンの東の海上では、熱帯の雲域がまとまりつつあり、今後、熱帯低気圧に発達し北西に進み、29日、30日前後には台湾の海上に近づくということです。
(編集:駒田英/中野理絵/本村大資)