台風3号(ケーミー)の影響で、24日午前6時半までに、樹木の倒壊や看板の落下などの一般災害が75件発生し、台湾北部・新北市、北東部・宜蘭県、東部・花蓮県で合計2,173人が避難、台湾全土の7,702世帯で停電が発生したということです。停電は現在すでに復旧しています。行政院(内閣)の卓栄泰・院長(首相)は中央災害対応センターを視察した際、今後24時間が厳しい課題の時となるが、中央政府と地方自治体が連携して台風の防災の課題を乗り越えてもらいたいと語りました。
今後6時間は、南部・台南市、最南端の屏東県、北東部・宜蘭県、東部・花蓮県を含む一級氾濫警戒区域では台風3号の雨量は楽観視できません。
農業部によりますと、24日正午までに台湾全土で441の河川が土砂災害に対する黄色警報対象となり、これらは宜蘭県、新北市、そして中南部の山間部に分布しています。また、夜8時までには黄色警報河川は541か所に達し、赤色警報も123か所に出るとみています。24日深夜から25日早朝にかけて雨量の累積により、警報も黄色から赤色に変わるところもあり、黄色警報が267か所、赤色警報が581か所に増加するとみられています。
なお、台風3号の雨量に対応するため、各ダムでは水量の調整が行われています。中南部・雲林県の湖山ダムはフリーフローですが、中部・台中の徳基ダム、東部・花蓮県の鯉魚潭ダム、南部・台南市の南化ダム、鹽水埤ダム、德元埤ダムでは調整放流を実施しています。
中央災害対応センターの指揮官である劉世芳・内政部長(内相)は、台風3号の雨量は1800ミリにも達する可能性がある。特に中南部の山間部の雨量は驚く量だとし、各県市に日中の時間に避難するよう要請しました。また、暴風域は既に台湾の陸地に侵入しており、各県市に災害報告を強化するよう求めるとともに、管轄下の離島や遠隔地の役場と定期的に連絡を取り、通信障害に対する代替措置を事前に計画しておくよう求めました。
劉・内政部長は、台風は断水や停電を引き起こす可能性があることから、一刻も早く通常の生活を取り戻せるように水道・電気修理チームと交通工程チームの総動員を要請しました。
(編集:中野理絵/許芳瑋/本村大資)