頼清徳・総統は19日、阿里山森林鉄道の全面復旧、開通感謝イベントに出席しました。頼・総統は、行政院長(首相)の任期中、阿里山森林鉄道については全線開通と共に、文化の融合、かつ安全第一を求めてきたと説明、今回の全面復旧に携わった全ての職員に謝意を示しました。頼・総統は今後も引き続き、同鉄道の百年以上に渡る文化と建設を基礎とした新たな建設計画「大阿里山基軸百年飛躍建設計画」を推し進めることで、嘉義県及び嘉義市の観光産業を振興させることを期待、より多くの海外の旅行客を呼び寄せることができるよう、激励しました。
阿里山森林鉄道は15年間の復旧工事を経て、7月6日、ついに全線が開通しました。頼清徳・総統は19日午前、阿里山駅に赴き、復旧工事に参加した職員に感謝状を授与しました。頼・総統は挨拶の中で、阿里山の風景は美しく、豊かな文化を持ち、また気候も素晴らしいと絶賛、阿里山森林鉄道は間違いなく乗車しがいがあると述べました。頼・総統はさらに旅行業者に向け、多くの海外の旅行客を台湾に呼び寄せ、阿里山を周遊してもらうことができれば、この建設計画の効果はさらに高まる、と強調しました。
頼・総統は、自身の行政院長任期中、阿里山森林鉄道の復旧に全力で取り組むように指示を行ったと説明、かつて阿里山森林鉄道の列車は、脱線や故障などがしばしば発生していたことから、何よりも安全第一を要求したと強調しました。そして、「現在、台湾鉄道嘉義駅から北門、そしてここ阿里山駅、さらに祝山駅までやってこれるようになった。つまりは、台湾鉄道で台北から、あるいは南部から、全ての乗客が列車でここまでやってこれるようになったということだ。しっかり整った鉄道の旅、こうなってこそ、旅の価値がある」と賞賛しました。
頼・総統は、行政院長時代、文化の融合も求めたと指摘、幼い頃から、阿里山の自然や民俗を歌った歌「高山青」の影響により、強いあこがれをもっていたことを明かした上で、阿里山森林鉄道の安全確保、全線開通のほか、文化や自然生態との融合によって、旅に必要な様々な要素を網羅することを希望しました。
頼・総統は、嘉義県、嘉義市における文化、観光の重要スポットといえば、国立故宮博物院南院と阿里山森林鉄道、そして阿里山であると指摘、政府は引き続き「大阿里山基軸百年飛躍建設計画」を推進、これにより今後も効果が発揮されること、より多くの海外の旅行客が台湾を訪問することを期待しました。
頼・総統はまた、副総統時代、台湾に駐在する外国の使節を招き、山間部の特富野古道を散策したり、達邦集落で台湾原住民族のグルメを味わったとして、これらをうまく結びつけることができれば、阿里山森林鉄道は地域に繁栄、発展をもたらすことができるとの見方を示しました。頼・総統は会見後、列車に乗車し、阿里山の豊かな自然を満喫しました。
(編集:駒田英/中野理絵/本村大資)