憲法法廷は10日午後、「立法院(国会)職権行使法」改正案について準備手続き法廷を召集、関係機関の立法院(国会)は大法官の許宗力氏と許志雄氏は立場が偏っている恐れがあるとして2名を回避するよう申し立てましたが、却下されました。最大野党・国民党の呉宗憲・立法委員(国会議員)は、裁判官の決定は尊重すると述べました。与党・民進党団は国民党が司法の権力行使を侵害し、世論を操作しようとしていると批判したほか、これは「臆病者の政治操作だ」と指摘しました。
準備手続きには民進党立法院党団、行政院(内閣)、頼清徳・総統、監察院が「立法院(国会)職権行使法」改正案の「仮処分」を申し立てています。ただ、関連機関の立法院は、大法官の許宗力氏は、案件申し立て側の行政院の林明昕氏と師弟関係にあり、偏見が生じる恐れがあること。そして、大法官の許志雄氏は、過去に行政院の政務委員だった当時、公然と立法院の調査権を否認したことがあることからこの2名は回避すべきだとしていました。しかし憲法法廷は、この申し立ては2名の大法官が「主観的な意見」で不公平であるとしており、申し立てを却下しました。
民進党団の呉思瑤・幹事長は世論を受けての記者会見で、司法院の決定を尊重すると述べました。ただ、準備手続きであれ、8月6日の口頭弁論であれ、民進党団は十分な準備をし、事前に立場を決めておく予定はない。国民党に対し、このように恐れる必要はない。大法官の職権行使を恐れるあまり慌てて批判したりして不必要な予防線を張ったり、世論を操作しようとしないよう呼びかけました。
民進党団の莊瑞雄・書記長も、大法官は総統によって指名され、立法院の同意権の行使によって承認される。大法官は憲法の守護神であると語り、国民党に対し、大法官の判断が必ず偏るなどと際限なく言い訳を探すのをやめるよう呼びかけたほか、立法院が機関代表として、このような公文書を提出したことは、法律家たちの失笑を買うだろうと述べました。
(編集:中野理絵/許芳瑋/本村大資)