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大西洋評議会訪問団:全世界の民主主義が内憂外患に直面している

  • 18 June, 2024
  • 王淑卿
大西洋評議会訪問団:全世界の民主主義が内憂外患に直面している
頼清徳・総統(右)が18日、本部がアメリカのワシントンにある、アメリカのシンクタンクである大西洋評議会(アトランティック・カウンシル)の「跨大西洋高階訪問團」一行の表敬訪問を受けた。写真左は、ラトビアのエギルス・レヴィッツ前大統領。(写真:総統府)

頼清徳・総統が18日、本部がアメリカのワシントンにある、アメリカのシンクタンクである大西洋評議会(アトランティック・カウンシル)の「跨大西洋高階訪問團」一行の表敬訪問を受けました。

訪問団のメンバーである、ラトビアのエギルス・レヴィッツ前大統領は、全世界の民主主義国家は内憂外患に直面している。内部ではポピュリズムが台頭、外部には侵略の勢力がある。そのため、民主主義の強靭性強化は重要な課題になっている。自己防衛型の民主主義、または戦う民主主義は、現在直面しているハイブリッド作戦、心理作戦、偽情報などからの挑戦に合わせて調整する必要があると指摘、台湾と互いに学習して民主主義の強靭性を高めていく考えを示しました。

頼清徳・総統が18日、本部がアメリカのワシントンにある、アメリカのシンクタンクである大西洋評議会(アトランティック・カウンシル)の「跨大西洋高階訪問團」一行の表敬訪問を受け、訪問団のメンバーである、ラトビアのエギルス・レヴィッツ前大統領、および大西洋評議会のフレデリック・ケンプCEO(最高経営責任者)と、民主主義の強靭性強化や国際情勢などの議題について意見交換しました。

エギルス・レヴィッツ前大統領はあいさつの中で、まず頼清徳・総統の当選と就任に祝意を伝えましたが、頼・総統が就任によって、第二次世界大戦後、最も大きな挑戦に直面することになっているとの見方も示しました。

レヴィッツ前大統領は、民主義国家の一員である台湾は高品質の民主主義を持っている。しかし、誰も民主主義が永遠に存続できると保証することができない。なぜなら、ヨーロッパではすでに民主主義が後退している例が発生しているからだ。今、民主国家が少なく、少数の人しか民主制度に恵まれることができないが、台湾、ラトビア、チェコなどは、やはり民主主義が比較的いい制度だと信じていると分析しました。

レヴィッツ前大統領によりますと、現在、全世界の民主主義国家はいずれも内憂外患に直面しています。過去十数年来、内部ではポピュリズムが台頭、外部には友好的でない侵略の勢力がある。そのため、民主主義と民主主義の強靭性の強化が一層重要になっているということです。

レヴィッツ前大統領は、民主主義国は自己防衛をしなければならない。憲政の原則は自己防衛型の民主主義だ。アメリカの政治家はそれを戦う民主主義(防衛性民主)と称している。しかし、この概念は現在直面している挑戦と脅威に合わせて調整する必要があると思う。特に今、ハイブリッド戦、心理戦、情報の操作など偽情報からの挑戦に直面していると指摘しました。

大西洋評議会のフレデリック・ケンプCEOもあいさつの中で、レヴィッツ前大統領の発言に賛同しました。ケンプCEOによりますと、ラトビアは1991年に独立した民主主義国家になり、チェコは1989年に独立国家になりました。これらの若い民主主義国家はいずれも台湾の境遇をよく理解しています。いずれも台湾を支持しています。

現在全世界が多くの挑戦に直面しており、遭遇している危機と脅威は1930年代より大きくなっています。ロシア、北朝鮮、イランは同盟関係を作ろうとしています。ロシアのプーチン大統領が北朝鮮を訪問していることは、その証拠です。それに加えて、過去18か月、中国は台湾に対して軍事的な威圧行為とグレーゾーン作戦を強めています。民主主義国家は共にそれを抑止すべきです。強い決意をもってこの挑戦に向き合っていくべきだということです。

ケンプ最高経営責任者は、ロシア・ウクライナ戦争の結果は、世界の歴史の行方にも影響を及ぼすとしています。中国とロシア、北朝鮮、イランといった新たな同盟は、ウクライナでの敗戦を自分なりに解釈しています。その影響力は冷戦時代の西ベルリンよりも大きくなるかもしれませんが、一つの戦区での失敗はほかの戦区にも影響します。そのため、ウクライナの勝利は台湾にとって非常にいいことです。それを分けて論じることができません。

頼・総統がリードする台湾は、彼がこれまで見たものの中で最も変動の激しい地政学的な政治情勢に直面していますが、台湾の民主主義はこれからも存続していくでしょう。

レヴィッツ前大統領も、台湾は複雑な情勢に直面していても、台湾での民主主義が強く、強靭性を持っていると信じていると述べ、訪問団は台湾の政権と意見を交換し、互いに学び合い、民主主義の強靭性をさらに高めていくことを願っていると締めくくりました。

(編集:王淑卿/本村大資)

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