「阮」と名乗った60歳の中国の男性がネット上の言論問題を理由に、9日に小型船を操縦して北部の淡水川に侵入、台湾の船に接触し、海洋委員会海巡署に逮捕され、小型船も押収されました。この男性は自由を求めて台湾にやってきたと主張しましたが、この密航事件により、領海内での警備活動に抜け穴があるのではと疑問の声が上がっています。
これに対して、行政院(内閣)の卓栄泰・院長(首相)は11日、立法院(国会)の答弁に立った際、この事件は国民の関心の的となっている。国家の安全保障担当の機関やチームも注意を払っている。現在、司法、行政面での調査を進めている。責任所在をはっきりとし、関係者の処分を行い、すべての警備活動も強化したと説明しました。
卓栄泰・院長は、国家の安全保障担当のチームは直ちに警備を強化しなければならない。国家の安全保障は一刻も怠ってはいけない。国民を心配させることもできない。我々はすでに調査を進めており、警備措置も一層強化したと述べました。
卓・行政院長は、関連の調査と検討を経て、人員が足りないと判断したら、人員を増やし、装備が足りないなら、装備を更新。わが方の人員が国家の安全保障を守る十分な力を持つようにする。これは政府の決意だ。国民にも報告すると付け加えました。
海洋委員会海巡署(日本の海上保安庁に相当)の管碧玲・主任委員(大臣)は、この小型船が淡水沖6海里のところに到着すると、すぐ海巡署のレーダーに発見されたため、海巡署のレーダーの問題ではないことが分かった。しかし、レーダーの監視担当者が小型船を港に戻る台湾の漁船だと誤認したため、対応できる30分のいい時機を逸した。すでに責任者を処分するよう命じたと説明しました。
(編集:王淑卿/岩口敬子/本村大資)