「阮」と名乗った中国の男性が台湾に亡命することを理由に、9日に小型船を操縦して北部の淡水川に侵入しました。国家の安全保障に抜け穴があるのではと懸念が高まっています。
国防部(日本の防衛省に相当)の顧立雄・部長(防衛相)は11日、立法院での答弁に立つ前、報道陣のインタビューに答え、淡水川の河口の防衛は、有事の際の重要な一環だ。平時は国防部と海洋委員会海巡署が共同で担当していると説明しました。
沿岸部の警備に抜け穴があるのではとの質問に対して、顧立雄・部長は、海巡署は沿岸部にレーダーを配備している。有事でない場合の軍事行動を適時に阻止している。国軍はそれを支援する。国防部は、今回の小型船の侵入を教訓に警備活動を検討するとしています。
顧・国防部長は、中国の無人機がビラを散布していることについても触れ、このような行為は台湾海峡両岸の感情を傷つけている。台湾海峡の平和と安定にも無益だとし、中国側はこのような行為を即時停止すべきだと呼びかけました。
メディアは、中国の無人機が先ごろ、離島の金門の上空から統一戦線に関するビラを散布し、今回、中国の男性が小型船で淡水川に侵入した。中国はグレーゾーン作戦の手法を使って台湾のレッドラインと防衛ラインを試す可能性について質問しました。それに対して顧立雄・国防部長は、このような可能性を排除できない。グレーゾーン作戦は常に存在している。常に警戒を高めなければならない。このような可能性があることに備え対策を実施していると述べました。
なお、与党・民進党の沈伯洋・立法委員が言及した、「第5縦隊」と呼ばれるスパイの摘発強化問題について顧立雄・国防部長は、国家の安全保障の合同防衛メカニズムは常にスパイの浸透に関する情報を収集している。国軍が担当する部分は、内政部警政署保安警察第二総隊と、地域のインフラ建設を共同防衛することだ。支援協定も締結している。内政部警政署保安警察第二総隊は、インフラ建設により多くの人員を投入して「第5縦隊」の破壊を防止しようとするとき、国軍が支援する。有事の場合、国軍の部隊は多数の重要なインフラ建設を守ると説明しました。
(編集:王淑卿/岩口敬子/本村大資)