28日夜に行われた立法院(国会)本会議で、「立法院職権行使法改正案」と「刑法改正案」が第3読会を通過しました。これについて、与党・民進党の呉思瑤・幹事長は憲法解釈を求める計画を立てており、議会の権限拡大に関連する改正案の成立を阻止するため、憲法裁判所に緊急措置を講じるよう要請したと述べました。
立法院で28日深夜、「刑法改正案」に国会侮辱罪を追加。今後、公務に携わる者が立法院の公聴会や質問を受けた際に虚偽の答弁を行った場合、1年以下の懲役、拘留、または20万台湾元(日本円でおよそ97万円)以下の罰金が科されるということです。
民進党立法院党団の呉思瑤・幹事長は第三読会終了後、報道陣のインタビューに応じ、国会の権限拡大に関する審議については、初めから野党・国民党と台湾民衆党のみによって行われた。民進党が提出した真の改革案は最終的に破棄、阻止され、その結果、非常に不公平で不条理な光景が出現した。また、国民党と台湾民衆党が暴力的に多数決を用い、国会侮辱罪を規定したことを非難、これは台湾の人々の思想と言論に対する統制の新たな段階の始まりになるだろうと話しています。
呉・幹事長は「民進党は、憲法解釈に関連する計画、準備を進めている。私たちは、このような違憲条項に対して憲法解釈を求めるとともに、憲法裁判所に対し、まずは悪法が施行されることがないよう、緊急での処理を要求する」と語っています。
行政院が法案を立法院に差し戻す提案をしていることについて、国民党立法院党団の総招集人である傅崐萁氏は、与党が再び立法院を麻痺させ、15日以内の議決期限を引き延ばし、法案の見直しを成功させるため新たな戦いの場を開くだろうとの考えを示し、国民党は最後まで懸命に戦うと強調。
さらに、今週金曜日に卓栄泰・行政院長(首相)が立法院で施政報告を行うことについて、傅崐萁氏は、国民党は施政報告と質疑を円滑に進行させると指摘。また、頼清徳・総統が立法院で国情報告を行うことも歓迎すると述べました。
(編集:本村大資/許芳瑋)