世界保健機関(WHO)の最高意思決定機関である、世界保健総会(WHA)が27日に開催されるのに先立ち、台湾の駐ジュネーブ弁事処は現地時間26日夜、外交レセプションを開催。衛生福利部の邱泰源‧部長、立法院(国会)の江啓臣‧副院長(副議長)は、台湾がWHAやWHO関連の仕組みに参加できるよう呼びかけたほか、特に「パンデミック条約(Pandemic Agreement)」の交渉において、台湾を排除すべきではないと訴えました。
中華民国台湾の11の国交樹立国と友好国が外交レセプションに代表を派遣し、台湾のWHA参加を強く支持する意思を示しました。衛生福利部の邱泰源‧部長は挨拶で、台湾は外交パートナーと志を同じくする国々を通じて、パンデミック予防、準備、対応に関する提言を行ってきた。台湾の柔軟で公平な医療保健システムは、世界で最高水準の一つと評価されており、「Numbeo(ヌベオ)」のヘルスケア指数でで5年連続でトップクラスに位置している。台湾は「国際保健規則(IHR)」と「パンデミック条約(Pandemic Agreement)」の交渉など重要な課題の解決にも取り組んできた。議論に参加できないものの、台湾は協力パートナーとして大いに役立つはずだと語りました。
邱‧部長は、WHAとWHOに参加することで、台湾はグローバルなパートナーとのより良い協力を実現し、「すべての人に健康を(Health For All)」と人々の福祉を達成できる。残念ながら、台湾はWHAとWHO関連の活動と仕組みから排除されている。だが、台湾は専門性を生かし続けて世界に貢献していくと強調しました。
邱‧部長は、「私は2,300万の台湾の人々を代表して、みなさんが長期にわたり台湾が有能なパートナーとして世界保健機関(WHO)に参与できると支持してきたことに感謝する。台湾は引き続き、保健専門知識と資源で世界に貢献していく」と話しています。
江啓臣‧副院長は挨拶で、健康は基本的人権であり、台湾は世界中のすべての人々の健康権を守るパートナーだが、残念ながら政治的要因により、台湾の2,350万人の権利がWHOに無視され、阻害されていると述べました。
江‧副院長は、「私たちは事務局長に対し、台湾をWHAのオブザーバーとして招待し、WHOの会議、活動、メカニズム、特に、パンデミック条約に関連する会議、活動、メカニズムへの台湾の参加を認めるよう呼びかけたい」と話しています。
江‧副院長は、自身が立法院を代表し、異なる政党所属の3人の立法委員(国会議員)とともにジュネーヴに来た。国内問題に対して立場や意見の相違があるかもしれないが、国際参与と台湾の人々の健康、人権については強いコンセンサスがあり、台湾がWHOに入れられるべきだという点で一致していると述べたほか、台湾なくしてWHOの「すべての人に健康を(Health For All)」は成り立たない。友好国や各国に、台湾と共に世界中の人々の健康のために、グローバルな連携を強化するよう呼びかけました。
(編集:許芳瑋/本村大資)