台湾中部・雲林県北港にある道教の廟、朝天宮は、航海の女神である媽祖を祀る廟として知られている。毎年の旧暦3月23日は媽祖の誕生日で、その前後に信者らは媽祖様を神輿に乗せて中部の県と市を練り歩く、大規模な媽祖巡礼を行う。
4月27日と28日に国内での巡礼を終えたばかりの朝天宮の媽祖は、アメリカ側の招きに応じて台湾の媽祖巡礼の文化などを紹介する芸術フェスティバル「Passport to Taiwan(中国語:台灣巡禮文化藝術節)」に参加するために渡米。
朝天宮で祀られている媽祖および、媽祖の護衛である千里眼と順風耳は、職員に伴われて空路で渡米。航空会社は、媽祖ご一行をプレミアム・エコノミーに乗せ、媽祖様を窓際の席に座らせている。「Passport to Taiwan」は5月26日に米ニューヨーク市のユニオン・スクエアで開催され、雲林北港朝天宮の蔡咏鍀・董事長は25人から成る代表団を率いて出席、サンフランシスコ、ヒューストン、ニューヨークなどの三ヶ所で行われる巡礼活動に参加する。朝天宮は、媽祖巡礼を通じて全世界に台湾の温かい媽祖文化を見せつけようと意気込みを見せた。
(編集:王淑卿/本村大資)