行政院(内閣)の卓榮泰・院長(首相)は22日午前、先の中華民国第16代正副総統就任式に出席するために訪問団を率いて台湾を訪れたシンガポールのアブドゥラ・タルムギ(Abdullah Tarmugi)元議長と面会しました。
卓・行政院長は挨拶の際、「台湾・シンガポール経済パートナー協定(ASTEP)」が成立して10年、双方は長年に渡り、実際の交流協力経験だけでなく、内容も多元的かつ実際の需要に即したものとなっていて、今後も引き続き友好が深まり、様々な分野での交流協力がより深化し続けていくことを期待していると述べました。
卓・行政院長は、台湾とシンガポールは最近、ともに新たな政権チームへの適応を進めている。双方のこれまでの民主的な政治の努力と人々の団結に基づいて、このような時期も容易に乗り越え、シームレスに統合することができる。これはお互いに励まし合い、喜び合うべきことであると話しました。
卓・行政院長はさらに、シンガポールは2023年、台湾にとって最大の海外からの投資元で、台湾への投資額は22億8000万米ドル(日本円およそ3570億円)に達し、シンガポールにとっても台湾は東南アジアにおける最大の投資国であり、世界でも第3位の投資先で、総投資額は22億4000万米ドル(およそ3500億円)に達すると述べました。
また、経済・貿易の他にも、台湾とシンガポールの軍事交流である「星光計画」は既に75年に渡り続いており、高校生の交流も頻繁に行われている。ここ数年はさらに、国境を越えた犯罪撲滅協力への覚書を交わしたり、医療・衛生分野における協力覚書も交わしており、これらからも台湾とシンガポールの協力と交流は多様であるだけでなく、実際のニーズもあることがわかると話しました。
卓・行政院長は、シンガポールは政府の効率性、経済発展、重要な投資などの点において台湾が学ぶべき価値があり、双方の交流が引き続き深まっていくことを期待していると述べ、「今後も、人々がより幸せな使命感を持てるよう、双方ががより良い政治と民主的統治を追い求めることができることを願っている。そして同時に。双方の友好を強化し、様々な交流と協力において、引き続き深化させていきたい」と語りました。
アブドゥラ元議長は、これまで3度台湾を訪れ、3度総統就任式典に参加した。台湾は自身にとって特別な場所である。双方が引き続き良好で密接な協力関係を持ち続けることを期待している。シンガポールはASTEPをベースに、台湾との経済投資関係を増進させ、シンガポールの新政権チームもこの方向に進み続けると述べました。
(編集:中野理絵/許芳瑋/本村大資)