中華民国の第16代総統に就任した頼清徳氏は20日、就任演説を行い、民主主義、平和、繁栄は、台湾と世界を結ぶものであり、台湾はまた、「世界の民主主義サプライチェーン」の光となっている。新政権は今後も、台湾の民主主義の活力を発揮し、国際連携を深め、民主主義の強靭さを高めることで、台湾を民主主義世界のMVP(最も価値のある存在)にしていく。同時に、世界の繁栄を後押しする原動力ともなり、台湾が一歩前進する度に、世界も一歩前に進むようにしていくと語りました。
頼清徳氏と副総統に選ばれた蕭美琴氏は20日に宣誓を行い、正式に第16代の正副総統に就任しました。頼清徳‧新総統は就任式典の祝賀大会で、「打造民主和平繁榮的新台灣(民主的で平和かつ繁栄した新しい台湾を創る)」と題し、演説を行いました。
頼‧総統は演説で、民主主義、平和、繁栄は、台湾の国家路線であり、また、台湾と世界を結ぶものでもある。台湾は「世界の民主主義チェーン」の光となっている。民主台湾の栄光の時代が訪れたと述べました。
また、台湾は総統直接選挙の開始以来、世界で最も発展した民主国家の一つとなった。人権の向上にも努め、同性婚を合法化したアジア初の国家となるなど、民主と自由の価値を世界に示してきた。また、民主主義に基づく感染症対策が権威国家より優れていることを証明した。民主主義指数や自由度ランキングでもアジアのトップクラスにあり、民主主義の台湾は世界の光となっている。この栄光は台湾国民全体のものだと語りました。
賴‧総統は、「我々は引き続き民主主義国家と民主主義共同体を形成し、様々な分野での発展経験の共有、偽情報への共同対抗、民主主義の強靭性の向上など、各課題に対応していく。台湾を民主主義世界のMVPにしていく」と述べました。
賴‧総統はまた、現在の複雑な国際情勢に対応するため、各国が地域の平和と安定を維持するための積極的な協力を展開している。アメリカも4月に「インド太平洋地域の安全保障における追加歳出法案」を成立させ、同地域への追加の安全保障支援を行い、台湾海峡の平和と安定を支援していると述べました。
賴‧総統はさらに、台湾は世界を必要とし、世界も台湾を必要としている。台湾は世界への扉を開くだけでなく、すでに世界の舞台の中心に立っていると述べました。
また、未来の世界を展望すると、半導体はあらゆるところに存在し、人工知能(AI)革命の波が押し寄せてくるだろう。現在の台湾は、半導体の先進プロセス技術を握り、AIの革命の中心に立っている。「世界の民主主義サプライチェーン」の重要な役割を担い、世界の経済発展、そして人類の幸福と繁栄に影響を与えている。台湾は正しい道を進まなければならない。産業もさらに飛躍しなければならない。世界の繁栄を後押しする原動力となり、台湾が一歩前進する度に、世界も一歩前に進むようにしていくと語りました。
(編集:許芳瑋/本村大資)