Rti台湾国際放送の運営母体である中央放送局は7日、ベルリンにある中華民国の駐ドイツ代表処で「全球動盪下的臺灣策略(世界的混乱の中での台湾の戦略)」と題した台湾フォーラムを開催。台湾の民間シンクタンク「遠景基金会」の賴怡忠・CEOやドイツの週刊誌「デア・シュピーゲル(Der Spiegel)」のコーネリアス・ディークマン(Cornelius Dieckmann)記者らを招き、正副総統選挙後の台湾が直面している国内外の問題とソフトパワーについて座談会を行いました。
フォーラムは注目を集め、現地の学術会やメディアの代表ら60人以上が参加し、討論は熱のこもったものとなりました。
イギリスのサウスハンプトン大学で教鞭をとる朱明琴・教授は、世界の民主主義が後退している中、台湾の民主主義体制はさらに強化されている。また、西側諸国と共同の価値観を持ち、半導体産業で重要な地位を示していることから、近年、台湾は国際社会で注目度を増していると語りました。
ディークマン氏は、ドイツは元々、ロシアと友好関係にあり、中国をパートナーとみなしていたが、ロシアのウクライナ侵攻後、中国はヨーロッパの安全保障への脅威を無視し、ロシアの側に立ったことから、ロシアと中国への態度を根本的に調整することにしたと分析。台湾は中国の武力による脅威にさらされている台湾にさらに注目をしていると述べました。
フォーラムの最後には中央放送局の賴秀如・董事長が、過去を振り返ると、Rtiは反共産主義と降伏を促すプロパガンダを担うところから、今日の公共メディアになるまで、長い道のりを歩んできたと強調。近年ではミャンマー語とウクライナ語のサービスも開始し、両国の情勢の激変にも注目しているとコメントしました。
(編集:中野理絵/本村大資)