5月20日に行われる中華民国の第16代正副総統就任式典で、会場で来賓を案内する接待スタッフが着用する衣装が9日に発表されました。これまでの伝統的な印象とは異なり、今回は男女ともパンツスタイルになるということです。デザイナーの呂秉泰(ろ・へいたい)氏は、このパンツスタイルのデザインはより動きやすいだけでなく、平等な権利、開放、多元主義、そして権威を恐れず前進する自由をコンセプトとする、「共織台灣,民主前行(台湾を紡ぎ、民主主義を前進させよう)」という式典のテーマにも呼応していると説明しました。
第16代正副総統就任式の会場で来賓を案内するスタッフは銘傳大学、台北大学、台北教育大学、東呉大学、淡江大学の学生が共同で担当します。そして「植覺設計 (PLANT SOUL Design)」により設計された、衣装が9日に発表されました。
デザイナーの呂秉泰氏は、今回は民進党政権が連続して3期目の正副総統就任式を迎えるため、斬新なスタイルと、新たな気風を感じさせるものにしたかったと説明しました。
呂秉泰氏は、「パンツスタイルというのは、実際に女性のファッションの歴史において、かつては男性の権威に挑戦するものであったり、主流な環境のもとではふさわしくなかったりした服装だ。それが現在のように自由に着用できるものへと進化してきた。このコンセプトは、権威を恐れず、自由に前進するデザインスタイルにとても近いと感じている」と話しています。
呂氏はまた、長時間立って動き回らなければならない来賓接待スタッフのために、今回の衣装はすっきりとしたフィット感とゆったりとしたラインのバランスを取ったデザインになっていると指摘。同時に、式典のメインビジュアルに使われている白を基調に黄色、青、オレンジ、緑の明るい色を配し、接待スタッフの衣装は白と中間色のミルキーブラウンを採用、女子は白のトップスにミルキーブラウンのルーズパンツ。一方、男子は黒のスーツに革靴のコーディネイトを採用したと述べました。
接待スタッフとして参加する学生たちは、このパンツスタイルのデザインにとても満足しており、以前、双十国慶節式典で迎賓スタッフを務めたことのある銘傳大学の学生、游雅馨(ゆう・がけい)さんは、「このパンツはとても履き心地がよく、式典の最中に歩いたりしゃがんだりするときに動きやすいと感じた」と話しています。
(編集:本村大資/駒田英)