5月20日の正副総統就任式を控えた9日、台湾の主体性を訴える台湾の複数の民間団体で構成される「台派聯盟」が記者会見を開き、新政権が標榜する「AI(アクティブ&イノベーション)内閣」に期待を寄せるとともに、頼清徳・新総統に向け、就任演説で台湾の主権を守り、一つの中国原則と一国二制度を拒絶する決意を示し、国家安全保障と国防・安全戦略の目標を早急に検討・策定するよう呼びかけました。また、中国の台湾に対する「文攻武嚇(言葉で攻撃し武力で威嚇すること)」に直面する中、台派聯盟は新政権に対し「島に、家庭に、そして思想に侵入しようとする」中国の文化・教育的統一作戦に対抗するための全面的な戦略を打ち出すべきであると提案しました。
次期総統当選者である頼清徳・副総統は5月20日に正式に就任し、新政権の新たな1ページがスタートすることを受け、台派聯盟は頼清徳・新総統と首相にあたる新行政院長の卓栄泰氏が発足させる「AI(アクティブ&イノベーション)内閣」に対し、さまざまな提言や期待を表明しました。
記者会見に出席した蔡明憲・元国防部長は、「頼清徳氏が5月20日の総統就任演説で、台湾の将来は台湾人全員によって決められるべきだと強調すると共に、台湾の主権を守る台湾人の決意を示し、台湾の民意の大多数が台湾名義での世界保健総会(WHA)および年末の国連総会参加を望んでいることを表明することを希望している」と述べました。
蔡明憲・元国防部長はそして「頼・新総統は就任演説で、台湾の大多数の人々と民意は、中国共産党による『一つの中国原則』と『一国二制度』を強制的に受け入れることはできないという、台湾の人々の意思を中国当局と中国共産党の指導者、習近平氏に明確に表明すべきだ」と語りました。
蔡明憲・元国防部長はまた、頼・副総統に対し、総統就任後はできるだけ早く国家安全保障チームと民間の学者や専門家を招集し、新たな「国家安全保障と国防安全戦略目標の研究・策定、今後4年間の国家安全保障および国防安全保障白書を提示するとともに、非対象作戦や民間防衛などを強化し、台湾海峡の平和と安定を確保するよう呼びかけました。
(編集:本村大資/駒田英)