リトアニア共和国で5月12日に大統領選挙が行われることに伴い、「駐リトアニア台湾代表処」の名称変更が行われるかどうかが焦点の一つになっています。これに対し外交部(外務省)の呉釗燮・部長(外相)は9日、ラジオ番組の単独インタビューを受けた際、「当初の代表処設置は公式な協議の結果であり、もし名称を変更したいというのであれば私たちと協議する必要があるが、我たちはそれを受け入れないだろう。またリトアニアは内閣制の国家であり、8月に議会選挙が行われるが、現状を鑑みると野党が勝利する可能性が高い。ただし、野党も実際には台湾を支持しているため、台湾とリトアニアの関係に問題はなく、駐リトアニア台湾代表処の名称変更もないだろう」と明言しました。
リトアニアのギタナス・ナウセダ(Gitanas Nausėda)大統領は先ごろ、中国との関係を安定させるため、駐リトアニア台湾代表処の名称を変更する必要があると述べていました。しかし、ナウセダ大統領がこのような立場を表明するのは今回が初めてではなく、2022年初頭にも同様の発言をしているということです。
呉釗燮・外交部長は、「駐リトアニア台湾代表処を設置したのは政府間の公式な協議の結果であり、双方の間で文書のやり取りがある。名称の変更には私たちと協議しなければならないが、現在のところ関連する要請は来ておらず、再度締結を希望するとしても、『台湾は受け入れない』」と強調しました。
外交部は2021年7月、「双方の政府の合意の下」、台湾がリトアニアの首都ヴィリニュスに駐リトアニア台湾代表処を設置すると対外的に発表、同年11月に駐リトアニア台湾代表処が正式に開設されました。
(編集:本村大資/駒田英)