5月20日に就任する次期総統の当選者である、頼清徳・副総統は25日、新たな国家安全保障関連の人事を発表しました。頼・副総統は、新しいチームの顔ぶれは分野を横断した専門知識と経験を持つだけでなく、心が通じ合い、助け合うこともでき、国家のことを自らの責任として受け止めている人ばかり。今後は蔡英文・総統が提唱した「四つの堅持」のもと、自身が掲げた「民主平和四大支柱アクションプラン」をもって、国家の主権、民主主義と自由、人権を守っていく。台湾海峡両岸の安定とインド太平洋地域の平和を守り、国際社会への進出実現という使命を果たすと紹介しました。
新内閣で行政院長(首相)を務める卓栄泰氏が19日に第4弾の人事を発表し、閣僚の顔ぶれが固まった後の25日、頼清徳・副総統は自ら国家安全保障関連の人事を発表。総統府の秘書長に南部・屏東県の潘孟安・前県長(県知事)、国家安全会議の秘書長に現職の呉釗燮・外交部長、外交部長に現職の林佳龍・総統府秘書長、国防部長に現職の国家安全会議の顧立雄・秘書長、国家安全局の局長は現職の蔡明彦・局長が留任、対中国政策を担う行政院大陸委員会(略称:陸委会)の主任委員に、現職の海峡交流基金会の邱垂正・副董事長、対中国大陸窓口機関である海峡交流基金会董事長に現職の鄭文燦・行政院副院長、国軍退除役将兵指導委員会の主任委員に、国防部の厳徳発・前部長を起用するとしています。
頼・副総統は、現在の国際情勢、地政学的な変化は非常に厳しいものとなっており、地域の覇権主義が台頭している。加えて世界的なサプライチェーンの再編およびパラダイム・シフトが起こっている状況の中で、国民は一致団結する必要があることを非常に理解している。革新的で繁栄した経済発展、公正で持続可能な社会の構築のほか、さらに民主的で平和な台湾をつくる必要もある。新たな国家安全保障チームは、前例のない課題に立ち向かっていくと語りました。
頼・副総統は、今回、起用した国家安全保障チームのメンバーは時宜を得た人選であるだけでなく、様々な能力を備えている。まず、彼らは分野を跨いだ専門知識と経験を有しているため、直ちに軌道に乗ることが可能だ。シームレスにつながり、国家の前進を着実に推進することができる。2つ目は、心が通じ合い、互いに助け合うことができることだ。
頼・副総統は「私たちの国家安全保障チームのメンバーは、過去の政権でもさまざまなポストで共に仕事をした経験がある。また、いわゆる将来の国家安全保障の仕事には、国防、国家安全保障、外交、両岸問題などが含まれ、これらはすべて共同で取り組まなければならない。 したがって、私たちの国家安全保障チームの第2の特徴は、心が通じ合い、協力し合えるということだ」と語っています。
そして、国家安全保障チームの第3の特徴は、国家のことを自らの責任として受け止めていることだと指摘。 全体主義の台頭と中国の威圧行為に直面する中、国家安全保障チームは国家を自らの責任とし、国を守る責任を負う覚悟を持つ必要があると説明しました。
(編集:本村大資/王淑卿)