小野(シャオイエ)というペンネームをもつ作家の李遠氏がこの度文化部長に起用されることになりました。5月に新・行政院長(首相)となる卓栄泰氏は12日、李遠氏は経歴も豊富であり李氏によって「持続可能な文化、世界の台湾」が作り出されていくことを期待していると述べました。
李氏は過去に野党・台湾民衆党の柯文哲氏の台北市長再選を目指す戦いの際、選挙対策本部にて総幹事を務めたことから、新政権の党派を越えた今回の起用に注目が集まっています。
このことについて李遠氏は、柯文哲氏との関係について、なぜ多くの人が私に質問するのかわからない。今回私が起用されたのは、おそらく私が80年代前半に台湾の新しい映画を国際的な舞台に押し上げたことや、テレビ業界についての経験、文学作品を100本以上書いたこと、加えて児童劇団の董事長として台湾各地をまわったり、学校を立ち上げたことなど、こうした文化に関わる様々な分野に触れてきた経験からだろうと述べました。
李氏はまた、柯文哲氏から文化基金会の董事長になってほしいと頼まれたことについて、完全にボランティアの気持ちで受けたものである。依頼をうけてから6年間から7年間、柯氏とともに台北市の文化建設に携わったことで、台北市の文化をよく理解している。台北メディアスクールを立ち上げるなど、こうした機会を与えてくれたことに感謝していると語りました。
今回の文化部長の起用について、4月初旬に打診があったと明かし、家族の心配から引き受けるかどうか悩んだ。しかし新たに学ぶためにはあらゆるチャンスをつかみたいと思った。私自身は政治的な所属は持っていないと語りました。
卓氏は、李氏は文学、映画、テレビ、舞台芸術に多大な貢献をしてきたとし、台湾のすべての県、都市、コミュニティ、機関や企業に文化の奥義があり、世界に台湾の良さと美しさをみせてほしい、そして「持続可能な文化、世界の台湾」を作り上げてほしいと期待を寄せました。
(編集:岩口敬子/中野理絵/本村大資)