次期総統の当選者である頼清徳・副総統は5月20日に就任します。新内閣の人事に注目が集まっています。
台湾のあるメディアは、民進党の元主席である卓栄泰氏は次期行政院長に、元文化部長の鄭麗君氏が次期行政院副院長に、南部・屏東県の潘孟安・前県長(県知事)が総統府の秘書長に就任する可能性を報じています。
これについて、与党・民進党は9日、頼・副総統は関連の人事を調整中だ。内閣の顔ぶれが決まったら、正式に記者会見を開き、国民に報告するとしています。
台湾の大手日刊紙「自由時報」の報道によりますと、総統当選者である頼清徳・副総統は組閣を始めており、12日にも対外的に発表します。そのうち、行政院のトップ3人はすでに決まっており、民進党の元主席である卓栄泰氏は次期行政院長に、元文化部長の鄭麗君氏が次期行政院副院長に、国家発展委員会の龔明鑫・主任委員が行政院の秘書長(内閣官房長官)に、正副総統選挙期間中の選挙総本部の陳世凱・スポークスマンが行政院の報道官に、屏東県の潘孟安・前県長(県知事)が総統府の秘書長に、林右昌・内政部長が民進党の秘書長に就任するということです。
新内閣の人事について民進党は声明を発表、民進党立法院(国会)内部の政治団体の幹事長を務める、呉思瑶・立法委員(国会議員)は、関連の人事は、次期総統の頼清徳・副総統が発表するものだけが正しい情報になると指摘しながらも、メディアより名前が挙がった行政院長、副院長、秘書長などの行政院トップ3人、または総統府、行政院、民進党の人選はすべて適材適所の優秀な人材だ。新内閣は優秀な人材の集まりになるよう期待していると述べました。
呉・立法委員は、国家の安全保障関係の人事にも触れ、関連の人選は国家の安全保障体系のことに詳しく、経験が豊かで、能力が優れているとし、国家の安全保障関係の新しい人選は安定を優先し、蔡英文・総統の路線を延長できる人選が最適だと話しました。
一方、野党・国民党立法院団体の洪孟楷・書記長は、メディアが報道した人選が本当かどうかについて当事者に説明を求めました。全国民の代わりに政府を監督する立場にある立法院団体としては、新行政院長と新閣僚に対し、就任後、立法院で所信表明演説を行い、国民に今後の施政方針を説明し、これまで国民が不満に思う施政、主張、理念の改善などについて答弁に立つよう求めたいとしています。
なお、野党・台湾民衆党の立法院団体の副総招集人である、黄珊珊・立法委員は報道にはノーコメントだが、人選が決まったら、新行政院長に施政方針を提出してほしいとしています。適材適所かどうかは、就任しないと分からず、台湾民衆党はこれからもその言動を注視していくということです。
(編集:王淑卿/岩口敬子/本村大資)