台湾東部・花蓮県で3日午前にマグニチュード7.2の強い地震が発生後、4日夜と5日未明にもマグニチュード5以上の余震がありました。中央気象署地震測報センターの呉健富・主任は5日午前、余震は落ち着き、回数は減少、規模も小さくなってきているものの、なおマグニチュード5から6の地震発生の可能性はあると指摘しました。そして、台湾の他の地域でも地震発生の可能性は常にあると説明しました。
3日午前7時58分に、花蓮県の近海でマグニチュード7.2の地震が発生して以降、余震は収まらず、4日夜と5日未明にはマグニチュード5以上の余震が発生しました。5日午前10時過ぎまでに、体に感じる余震と小さい余震を合わせると494件に達しています。中央気象署地震測報センターの呉健富・主任は5日午前、メディアに対し、4日午後10時30分、花蓮県庁の北北東およそ32キロメートルの地点で、マグニチュード5.1の地震が発生、震源の深さは10キロだったと説明しました。近隣の花蓮県秀林郷和平や、北東部・宜蘭県の南澳の震度は4と、「国家レベルの緊急警報」発令の基準に達していたことから、気象署は地震発生後、ただちに宜蘭、花蓮エリアに向けて「国家レベルの緊急警報」を発令したということです。その後も、小規模の余震が続けて発生、5日午前2時35分にも、花蓮県庁の北北東およそ19キロメートルの地点で、マグニチュード5.3の地震があり、震度の深さはおよそ31キロ、北東部・宜蘭のほか、花蓮県の太魯閣(タロコ)渓谷、花蓮市、中部の南投県で震度3を記録しました。
今後、比較的大きな余震が発生するか否かについて、呉健富・主任は、マグニチュード7.2の地震が発生した後、現在は地震は規模、回数と共に縮小の方向にあり、引き続きエネルギーは放出されているものの、少しずつ落ちいていると説明、その上で、「趨勢から見ると、次第に小さな地震が主となっているが、4日午後10時半と、5日午前2時35分に発生した余震同様、マグニチュード5から6の地震が発生する可能性は排除できない。」と指摘しました。
呉健富・主任はさらに、台湾はもともと地震が発生しやすい場所であり、今回の花蓮のマグニチュード7.2の地震によって、エネルギーが完全に放出されたということはなく、台湾本島においては、いつでも地震は発生する可能性がある、と注意を喚起しました。このほか、近日、南部の嘉義で地震が頻繁に発生していることについて、一部の専門家が嘉義梅山断層は、百年の地震周期を越えており、大地震が発生する恐れがあると指摘しました。これについて、呉健富・主任は、気象署は一貫して監視を強化していると説明した上で、梅山断層は1906年に滑動して以降、既に120年以上のエネルギーが累積しており、確かに注意が必要だと述べました。
(編集:駒田英/本村大資)