台湾北部・台北市のマレーシア風ベジタリアンレストラン「宝林茶室(Polam Kopitam)」で起きた食中毒事件が波紋を呼んでいます。
これに対し、行政院(内閣)の陳建仁‧院長(首相)は4月1日、第一線に立つ医師が高い警戒心を持ち、早期に通報したことに感謝しており、事件の経緯を明らかにする上で重要な役割を果たしたと述べました。
陳‧行政院長は、この事件が最初の発生から、通報などの作業には2、3日の遅れがあったが、これは症状が遅れて出たからである。しかし、その後、通報はスムーズであり、中央と地方、そして捜査機関は共同で汚染源を特定することに努力したと述べました。
陳‧行政院長は、「これまで、ボンクレキン酸汚染の状況が特定のレストランと特定の時間帯に限られているため、市民が過度の心配を抱く必要はない。これは個別のケースである。だが、政府は食中毒の通報、そして、今後、このような事態に関する調査などをさらに慎重に行う。また、中央と地方自治体の検査機関の検体採取と検査技術を強化することによって、すべての検査と通報がスムーズに行われ、食品の安全が確保され、市民が安心できるようにする」と話しています。
一方、衛生福利部の薛瑞元・部長は4月1日、立法院(国会)社会福祉及び衛生環境委員会に出席した際、この飲食店の食中毒事件について、検体のほぼ半数にボンクレキン酸が検出されているが、その毒素は中国から台湾に渡ってくるはずがないだろうと指摘。また、その毒素は、影響を受けた消費者が食べたお米の粉に存在するのか、または料理人の過失によって生成されたものか、調査結果によって総合的に判断する必要があると述べました。
(編集:許芳瑋/本村大資)