先ごろ香港で、香港の憲法に相当する「香港特別行政区基本法」第23条(略称:香港基本法第23条)を立法化する「国家安全条例」が可決され、香港の情勢が懸念される中、台湾の国会にあたる立法院で29日、香港に友好的な議員連盟「台湾国会香港友好連線」が設立されました。与党・民進党の黄捷・立法委員と洪申翰・立法委員がそれぞれ会長、副会長を務め、20人を超える民進党の立法委員が参加、香港を支援していくということです。
洪申翰・立法委員は「香港基本法第23条」が立法化されてから、香港の政府がどのように法律を適用するかは未知数で、香港社会が再び混乱に陥ることを懸念している。台湾国会香港友好連戦は、香港の人たちの最も強力な後ろ盾になると述べています。
また、洪申翰・立法委員は、香港について語るとき、心の中に多くの怒りがこみ上げる。自由を求める戦いのために、多くの友人たちが投獄されたり、香港を出なければならないのを見るのはとてもつらいことだと語りました。
洪申翰・立法委員は「これは利己的、または利他的な考えでなく、共通の価値観に基づくものだ。特にここ数年、台湾が国際的に注目されるようになったのは、TSMCによるものだけでなく、私たちが高く掲げる価値観によるものだ。したがって、私たちは行政府が必要な準備をすることを望んでいる。今日、設立した国会香港友好連線が、香港の友人たち、あるいは民主主義の価値を守るために共に努力している台湾と香港の人たちの強力な後ろ盾になることを期待している」と話しています。
同議員連盟の設立集会に出席した、台湾で対中国大陸事務を管轄する政府機関「行政院大陸委員会」の李麗珍・副主任委員は、大陸委員会はここ数年、香港の友人を支援するための体制を整えてきたが、まだ努力を続ける必要がある。省庁間や官民の連携を通じて、台湾にいる香港人が台湾社会に溶け込めるよう支援したいと述べました。
台湾に住む香港人による「香港邊城青年(Hong Kong Outlanders)」の馮詔天・秘書長は、「香港基本法第23条」が立法化され、香港は声を上げることができない時代に入っている。中国当局は、「香港基本法第23条」を通じて香港と世界の繋がりを断ち切った。全体主義的な中国を前に、民主主義を守る台湾の香港に対する支持は非常に重要だと話しています。
馮・秘書長はさらに、「香港基本法第23条」の施行後は、弾圧される香港のデモ参加者が続出するだろうと述べたほか、これらのデモ参加者が在留資格を取得できるようにするとともに、台湾の政府が中国の浸透に抵抗するため、市民団体と連絡を取り続けていく。決して中国の嘘を信じてはいけないと呼びかけました。
(編集:本村大資/中野理絵)