北部・台北市の繁華街である信義区の百貨店「遠東百貨信義A13」に入居するマレーシア風ベジタリアンレストラン「宝林茶室(Polam Kopitam)」で食事をした消費者が吐き気、腹痛、下痢などの症状を訴えました。
台北市衛生局が27日午後発表したところによりますと、27日午後4時30分時点では2人が死亡、6人が入院しています。入院患者のうち、5人は集中治療室に入っており、1人は体外式膜型人工肺、すなわちエクモを使用しています。
これらの患者の共通点は、いずれも同レストランでライスヌードルを食べたことがあり、食後12時間以内に発症し、短い時間内にいずれも急性肝不全、敗血症性ショック、代謝性アシドーシスに悪化したということです。
衛生福利部の王必勝・次長(次官)は27日夜、毒物学の専門家、患者が入院している病院の医師、および疾病管制署(台湾CDC)などの機関と討論した結果、呼吸毒の一つである、ボンクレキン酸に起因する可能性が高いと発表しました。
ボンクレキン酸による食中毒が確定すれば、台湾初の事例となります。現在検査結果を待っているところです。
台北市衛生局は最近、このレストランで食事をしたことのある人に対して、健康状態に留意するよう呼びかけると共に、医療従事者に対しても診療する際、警戒を高めるよう求めています。
なお、衛生福利部食品薬物管理署(台湾FDA)の呉秀梅・署長は27日、この事件を重大な食中毒事件と位置づけし、調査と原因究明を急いでいます。
(編集:王淑卿/本村大資)