行政院(内閣)の陳建仁・院長(首相)は27日、2024台灣國際工具機展(台湾国際工作機械展・TMTS)の開幕セレモニーに出席しました。陳・行政院長は挨拶で、近年、地政学的、経済的な情勢が大きく変化する中にあっても、台湾経済は成長を遂げ、世界で5番目の工作機械輸出国になった。また、革新的な技術の導入を通じて経済成長を促進し、グローバルなサプライチェーン再編の機会を捉えることを目的とした「スマート国家計画」を例にとり、政府は工作機械産業の成長を支援するため、さまざまな政策を打ち出していると述べました。このほか、工作機械製品の付加価値を高めるため、分野を横断した協力を推進し、国内の制御装置や周辺設備の工作機械産業チェーンへの統合を促しているとし、政府は工作機械業界にとって最も堅固な後ろ盾になると強調しています。
2024台湾国際工作機械展は27日に盛大に開幕、台湾の工作機械団体・台灣工具機暨零組件工業同業公會(台湾工作機械及びアクセサリー工業組合・TMBA)の陳伯佳・理事長は開幕セレモニーの挨拶で、今回は初の試みとなるエコシステムをコンセプトに、工作機械メーカー、部品メーカー、エンドユーザー市場をサプライチェーンにおけるさまざまな役割と状況で統合。工作機械業界のバリューチェーンを再定義し、デジタル化やグリーンエネルギー分野などの製品・技術を出展している。また、世界47カ国から4,000人近い海外のバイヤーが参加登録しており、より多くのビジネス、協力のチャンス拡大が期待されると指摘しました。
その後、陳建仁・行政院長がスピーチし、近年、機械産業はスマート製造や精密機械の開発を精力的に進めており、台湾の工作機械に、より迅速な対応能力を与えている。電気自動車と半導体分野の成功は、台湾の産業が持つ力と強靭性を世界に示していると例を挙げました。陳・行政院長はまた、近年の世界経済、貿易を取り巻く環境は大きく変化している。さらに、ロシアによるウクライナへの侵攻やイスラエルとハマスの衝突などの地政学的リスクが増し、産業を運営していく上で大きな課題に直面しているが、台湾経済は逆境の中でも依然として順調で、特に工作機械の輸出国としては世界5位、生産国としては第7位だと話しています。
陳建仁・行政院長は「政府は、分野横断的な協力を推進しており、国産の制御装置と周辺設備の工作機械産業への統合を推進している。また、自動車、ハンドツール、ハードウェアなど末端での使用を念頭に、カスタマイズされたスマート機能の開発を奨励、スマート・省エネ化された生産ラインを確立し、工作機械のサプライチェーンに高付加価値を与える」と述べています。
(編集:本村大資/許芳瑋)