蔡英文‧総統は25日、「欧州緑の党訪問団」の表敬訪問を受け、一行が台湾への評価と支持を実際の行動で示してくれたことに感謝の意を表したほか、台湾は欧州連合(EU)とより緊密に協力できることに期待を示しました。
欧州緑の党訪問団の来訪について、外交部(外務省)は歓迎の意を表したほか、彼らが具体的な行動で台湾を支持することに感謝しています。また、今回の訪問を通じて、訪問団が台湾の民主主義社会の各分野での最新の発展状況を理解するのに役立ち、台湾とEU、台湾とドイツの友好関係と協力をさらに深化させると期待しています。
蔡‧総統は挨拶で、ここ数年、台湾とヨーロッパの協力がさらに密接になっている。あらゆる面における台湾とのパートナーシップの深化を支持するため、欧州議会が2月に、EUの外交と安全保障政策に対する年度評価報告を採択した。欧州議会と議員が実際の行動を通じて台湾の民主主義、自由を評価、また、台湾支援の力を強化し続けることに感謝する。さらに、欧州緑の党が台湾の国際参与を支持していることについても感謝したいと述べました。
蔡‧総統は、この数年間、台湾が実務的で安定した姿勢を貫き、積極的に世界に向かって歩んできたと指摘。台湾は、権威主義の拡大や偽情報の脅威に直面しながらも、他の民主主義国家と協力を強化しており、地域の民主、自由と安定的な発展を共に守ってきた。今後、双方が協力を強化し、台湾とヨーロッパ、台湾とドイツのパートナーシップを拡大すると期待しています。
蔡‧総統は、「私たちは、欧州緑の党が長年にわたり、環境、人権、社会福祉に関心を寄せてきたことに注目している。また、台湾のネットゼロ転換とジェンダー平等に向けた取り組みも、類似した理念を持っている。議員の皆さんの来訪が、台湾とドイツ、および他のEU加盟国間で共通の関心事において深い対話を促進するのに役立つだろう。双方が、偽情報の防止、サプライチェーンの安全性、経済貿易の交流などにおいてより緊密な協力関係を築くと期待している。」と話しています。
欧州議会で対中交流議員団のラインハルド・ブティコーファー(Reinhard Bütikofer)団長は、これは欧州緑の党訪問団が台湾を初めて訪れることであり、この訪問には3つの主な目的がある。それは、台湾の民主主義への強力な支持を表明すること、また、台湾社会のさまざまな側面をより深く理解することである。特に台湾の社会と民主主義は非常に活気があり、台湾の人々も積極的に偽情報の脅威に対抗している。そして最後に、台湾との実質的な協力を強化すること。台湾とEUのパートナーシップが象徴的なものではなく、実質的な意味を持ち、経済的な側面にとどまらないことを望んでいると指摘しています。
ラインハルド・ブティコーファー氏はまた、蔡‧総統が過去8年間のリーダーシップで台湾がヨーロッパで多くの新しい友人を作ることに成功したと評価しています。さらに、欧州議会の5つの主要政党が多くの議題で意見が分かれる中、台湾の議題に関してだけが同じ立場に立ち、台湾を支持することで一致している。これが議会だけでなく、他のレベルでも実現されたい。ベルリンにある中華民国台湾の駐ドイツ代表処とドイツ在台協会はすでに、台湾とドイツの対話プラットフォームが設立されている。将来、より多くのドイツ人が台湾を認識することに期待を示しています。
ラインハルド・ブティコーファー氏は最後に、緑の党と蔡・総統の所属する与党・民進党は、どちらも緑色を党の代表色としている。ドイツでは、緑は希望を象徴する色であるため、双方が共にさらなる希望をもたらすと期待しています。
外交部によりますと、今回、ラインハルド・ブティコーファー氏(ドイツ籍)が率いる訪問団のメンバーには、欧州議会の副議長、ヘイディ・ハウタラ(Heidi Hautala、フィンランド籍)氏、ドイツ国会の緑の党の副主席、アニエスカ・ブラッガー(Agnieszka Brugger) 氏、ドイツ国会の台湾の友好的な議員グループの副主席、 ティル・スティーブン(Till Steffen) 氏、ドイツ国会の緑の党の人権政策スポークスマン、ボリス・ミヤトヴィッチ(Boris Mijatovic) 氏らが含まれています。
(編集:許芳瑋/本村大資)