杜紫軍・経済部長が、中国大陸との商品貿易協定は、中国大陸と韓国のFTA(自由貿易協定)に遅れをとる可能性を指摘した。経済部の杜紫軍・部長は20日、ラジオのインタビューに対し、現在進めている中国大陸との商品貿易協定の交渉ではできる限り有利な条件を勝ち取りたいとする一方、年内に調印にこぎつけるのは困難との見方を示した。
中国大陸と韓国のFTA自由貿易協定が年末にも発効した場合、台湾が中国大陸に輸出する物品のうち少なくとも20%はその影響を受け、中国大陸におけるシェアを5%失う恐れがあるという。影響の規模は金額ベースで台湾元2000億元に達する。このため、杜・経済部長は、両岸商品貿易協定の承認が中国大陸と韓国のFTAからあまり遅れないようにと希望。
杜・経済部長は、「交渉で得られる条件が不十分な場合、立法院は承認しないだろう。条件がよいなら我々は立法院に対してできる限りの説明をして速やかな承認を求める。しかし年内の交渉妥結は難しく、中国大陸と韓国がFTAを締結するのより遅くなる可能性が高い。しかしあまり遅くならないよう希望する。市場を奪われてから取り戻すのは難しい」と話した。
両岸商品貿易協定に向けての交渉は今月末に台湾で行われることになっているが、経済部の卓士昭・次長が20日に明らかにしたところによると、中国大陸側の準備が整わないため、来月はじめにずれこむ可能性がある。その場合、開催地点は中国大陸になる可能性もあるという。