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蔡・総統の太平島視察を求める声、国家安全局長:現段階では推奨しない

  • 21 March, 2024
  • 本村 大資
蔡・総統の太平島視察を求める声、国家安全局長:現段階では推奨しない
野党・国民党から蔡英文・総統が南シナ海に浮かぶ南沙諸島最大の島、太平島を視察すべきという声が上がっていることについて、国家安全局(略称:国安局)の蔡明彦・局長は21日、現段階では推奨しないと国家安全局の考えを示した(写真:Rti)

野党・国民党から蔡英文・総統が南シナ海に浮かぶ南沙諸島最大の島、太平島を視察すべきという声が上がっていることについて、国家安全局(略称:国安局)の蔡明彦・局長は21日、インタビューを受けた際、現時点での視察は国際社会から緊張を高める行為と解釈され、台湾の外交的利益に影響を与える可能性がある。また南シナ海は軍事化が進んでおり、蔡・総統が視察に向かう途中の安全についても考慮しなければならない。このようなことから現段階では推奨しないと国家安全局の考えを示しました。

野党・国民党は蔡・総統が退任を前に太平島を視察し主権をアピールすべきと呼びかけ続けていることについて、蔡・局長は21日午前、立法院(国会)外交及び国防委員会の報告と答弁に立つ前のインタビューで、考慮すべき2つの面を挙げました。1つは太平島が南シナ海の地政学上、比較的複雑であり、蔡・総統の視察は国際社会から緊張を高める行為と解釈され、台湾の外交的利益に影響を与える可能性があるという点。もう1つは南シナ海は軍事化が進んでおり、国家安全局は蔡・総統が視察に向かう途中の安全についても考慮しなければならないという点で、このことから現段階では推奨しないと国家安全局の考えを示しました。
蔡・局長は、多くの国の航空機や艦艇が南シナ海の海空域を通過する際、関連国から嫌がらせを受けている。そのため、われわれは1600キロメートルという距離において、総統専用機が飛行上、安全保障上、問題がないか検討する必要がある。したがって、こうした問題が解決できない、または不確定要素が軽減できなければ、現段階では推奨しないと述べました。
また、金門島の島民2人が漁に出た際に燃料不足で中国の福建省に漂着し、中国海警局に身柄を確保された後、引き渡し計画が変更されるなど、未だ引き渡されていないことについて、蔡・局長は、海洋委員会海巡署(略称:海巡署)は関連ルートを通じて緊密にコミュニケーションをとり続けており、国家安全局は進捗状況の報告を日々受け取り、調整を行っている。中国側の行動が5月20日の次期総統・副総統の就任式と関連があるかについては、現段階では関連性は見られないと述べました。
(編集:岩口敬子/本村大資)

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