海洋委員会海巡署(略称:海巡署)の「南沙諸島太平島港側浚渫およびふ頭改修工事」が18日に完成し、供用開始式典が行われました。
野党・国民党の立法委員(国会議員)は近年、蔡英文・総統に対して太平島に行き、台湾の主権をアピールし、領土を守る決意を示すよう呼びかけています。しかし、メディアが台湾の外交筋の話を引用して報じたところによりますと、国家元首が太平島に行くことは地域の緊張を高め、北京側にとって逆に有利になるということです。
行政院(内閣)の陳建仁・院長(首相)は19日、立法院でこの問題について報道陣の質問に答え、太平島とその周辺海域の主権は中華民国に属している。最近中国は当該地域内で嫌がらせ行為を行い、地域の情勢の不安が高まっているとし、台湾は理念の近い国々と共に努力し、地域の平和と安定を保っていくと約束しました。
陳・行政院長は、中国に対して地域の平和と安定の確保を共に努力し、一方的に嫌がらせ行為をして地域の不安定を招かないよう呼びかけたい。もし、何かあれば政府は必ずそれに対処するため、みんな安心してください。しかし、最も重要なのは太平島とその周辺海域はすべて中華民国のものだと再確認することだと強調しました。
与党・民進党の政治団体の書記長である、荘瑞雄・立法委員は、陳水扁・元総統は2008年2月2日に、馬英九・前総統は2016年1月28日にそれぞれ太平島に行った。蔡英文・総統が太平島に行くかどうかは、妥当に計画する必要がある。これは時間の問題だ。国家安全チームはこれについて検討すると思う。立法委員が太平島に行って主権を誇示することはいいことだが、中国が南シナ海で絶えず緊張を高めている今、台湾は国際社会と協力し、盟友と共にあるべきで、周辺国家に抗議するなどしてより多くの問題をもたらすべきではないとの見方を示しました。
(編集:王淑卿/岩口敬子/本村大資)