毎年3月は台湾の植樹月間です。そして、植樹節(植樹の日)にあたる今日12日、台北市の国立政治大学山上キャンパスで、農業部林業及び自然保育署主催による「2024年総統植樹活動」が行われました。蔡英文・総統は、行政院、立法院、司法院、考試院、監察院の秘書長や副秘書長、政治大学の教員や学生、附属小学校の児童らと共に、土壌に適した台湾の原生種の植樹を行いました。蔡・総統はそして、台湾の森林の、二酸化炭素(CO2)吸収源としての働きを引き上げることで、2050年に温室効果ガスの排出を実質ゼロにする「2050年ネットゼロ」を達成し、より豊かで多様性をもつ環境を生み出す、と宣言しました。
蔡・総統は自ら、ブナ科コナラ属の常緑広葉樹、アラカシを植えました。蔡・総統は挨拶の中で、「毎年3月は台湾の植樹月間だ。植樹によって、空気の質の改善のほか、気候の調整や生物の多様性を守ることができ、環境保護にとって非常に重要といえる。今年は、『一緒に樹を植えましょう(一起集點樹/Let's plant trees together!)』がテーマとなっている中、皆が植樹活動に呼応し、台湾の環境保護の為に、より一層力を合わせてもらいたい」と希望しました。
蔡・総統は「世界的な異常気象という試練に直面する中、我々は積極的に森林を整備し、森林による二酸化炭素吸収を推し進め、これを強化していく。既存の森林率の維持に加え、森林面積を増やし、管理を強化することで、森林による二酸化炭素吸収を増やし、ネットゼロを達成をする」と強調しました。
今日12日の植樹活動において、林業署は、しいたけ栽培の原木に適したホルトノキ、森で暮らす野生動物の食べ物となるアラカシ、蜜源となり、ミツバチを引き寄せ、チョウが送粉を行うタブノキとマサカキ、美しいヤマボウシやトウカエデ、そして、満開時には、三月に降る雪のように咲き乱れ、花が散ると、多くの鳥類がついばむマメナシを提供しました。林業署は、これらの植物は、生態系において高い価値をもつだけでなく、樹の形も極めて美しいと指摘、苗木が二十年後、経済面、生態面そして景観と、各方面において価値をもつ美しい森林となり、人と各種の生物が自由に遊び回れる素晴らしい場所となることを希望しました。
(編集:駒田英/本村大資)