今日、2月28日は「二二八事件」から77周年です。
今年(2024年)の二二八平和記念式典が28日午前、台湾南部・嘉義県で行われ、蔡英文・総統も出席。黙とうをささげたほか、献花を行いました。
今年の二二八平和記念式典は「平和、記憶、正義の永続」をテーマに、午前10時から嘉義県庁前広場をメインに、北部・台北、南部・台南の3か所に分かれて行われました。
メイン会場の嘉義県の式典に参加した蔡・総統は挨拶の際、二二八事件は台湾の人々の民主主義と自由への渇望を刺激したが、権威主義による高圧的な統治によって民主主義の種の成長を抑制され、台湾は白色テロの時代へと突入したと説明。この辛い過去は台湾の歴史の傷跡である。この傷を癒すためには、傷の原因を理解する必要がある。したがって真相と誠実に向き合い、互いに耳を傾け合うことで傷口を縫合し、真の和解へと進むことができる。過去の歴史によって台湾が再び分裂してしまうことになってはならないと語りました。
また、この8年、政府は「政黨及其附隨組織不當取得財產處理條例(政党とその付属機関が不当に取得した財産処理条例)」、「促進轉型正義條例(移行期の正義促進条例)」、「國家人權博物館組織法(国家人権博物館組織法)」、「政治檔案條例(政治公文書条例)」を制定するなど、「移行期の正義」プロジェクトの基礎を築いただけでなく、「移行期の正義」プロジェクトを体系的に推進してきた。そして、それに相応する専門組織やメカニズムも設置し、「移行期の正義」プロジェクトのエンジンとしてきたと説明しました。
そして蔡・総統は、「『移行期の正義』は決して特別な政党に対するものではない」と強調。「民主主義政治の政府は、過去の権威主義的統治国家の不法行為に対して責任を負い、その損害を償い、誠実に台湾の過去の歴史に向き合う必要がある。こうすることによって、台湾の民主的な体制がさらに深まり、より進化することができる」と語りました。
また、長年の努力を経て、二二八基金会は実際に補償した2340名の犠牲者に加え、さらに4000名人以上の犠牲を受けたであろう人々を特定し、現在史料の開放を行っているところである。そして2名は犠牲者である事実が確認された。これは歴史の真相をたどっていることの証明である。政府はまだすべきことがたくさんある。私は国家安全保障チームに対し、さらにオープンな態度で完全に機密を解くよう要請している。より多くの政治資料が公開されれば、「移行期の正義」のプロジェクトを継続できると強調しました。
そしてその後、名誉回復書を発行し、あらゆる立場の人々にこの問題を忘れないで欲しい、考えることを恐れないことを願っている。なぜなら、この問題に直面することだけが、将来さらに対話を深め続けることができ、民主主義の持続可能性を追求することができるからだと述べました。
(編集:中野理絵/許芳瑋/本村大資)