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食薬署:微量の「シンブテロール」検出、豚肉の成長促進剤検出に関し

  • 07 February, 2024
  • 中野理繪
食薬署:微量の「シンブテロール」検出、豚肉の成長促進剤検出に関し
台湾糖業(台糖)が製造した豚肉に成長促進剤の成分が含まれていたという件で、衛生福利部食品薬物管理署は検査で微量の「シンブテロール」が検出されたと発表した。(写真:食藥署提供)

台湾糖業(台糖)が製造した豚肉に成長促進剤の成分が検出されたという件について衛生福利部食品薬物管理署(食薬署)は7日、台湾中部‧台中市が送ってきた問題の肉製品を複数回検査した結果、微量の「シンブテロール」、0.001ppmが検出されたと発表しました。

この件は、台中市の衛生局が2日夜、台湾糖業の安心豚肩ロース肉から使用が禁止されている成長促進剤「シンブテロール」が検出された、これは過去10年で初めてのことであると発表。また、検出された「シンブテロール」は農業部の規定で使用が禁止されている動物用の成長促進剤で、数値は0.002ppmだったと説明していました。ただその後、農業部、食品薬物管理署、台湾糖業による検査では一切検出されず、人々は高い関心を寄せていました。

台中市は5日午後、成長促進剤が検出された検体を再検査のため食品薬物管理署に送り、食品薬物管理署も5日夕方、同時に21種類の「βアドレナリン受容体アゴニスト」を検出できる検査方法をすぐに採用して検査を行いました。その結果、7日早朝に結果を確認。検出限界に近い微量の「シンブテロール」が検出されたということです。

食品薬物管理署の吳秀梅・署長は、「『シンブテロール』が含まれていることが確認され、量は0.001ppmだった。しかし農業部では使用を禁止としている薬物であり、検出されてはならない成分である。アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、欧州連合(EU)のいずれであっても承認されていない動物用の薬剤だ。国際的には、CODEX、アメリカ、カナダであろうと、全て一日摂取許容量(ADI)の評価を制定しておらず、また、残留許容量もない」と説明しました。

食品薬物管理署は、今回、「シンブテロール」が検出されたものと同じロットの商品は、台湾糖業が生産した2,730パック、819キロで、現在すでに243パックが回収されていると話しました。

また、同じロットの豚肩ロース肉から3件、異なるロットからも23件検査、またその他の豚肉製品も44件検査を行っており、現在までにその他の製品の41件は全て合格、29件は現在も検査中と言うことです。

食品薬物管理署は今後、地方の衛生局と抜き打ち検査を強化し、今年当初計画していた2000件の検査を4000件に引き上げるとしています。

農業部はまた、範囲を広げた検査結果を発表。台湾糖業が所有する養豚場から全国の肉製品市場まで、豚の血清、豚の毛、飼料、同じロットの肉、業者および個人が提出したものなど、合計298件の検査サンプルからは未検出だったということです。台中市での「シンブテロール」検出は単一の案件で、全体的な問題ではないと判断されており、安心して国産の豚肉を支持してほしいと述べました。

(編集:中野理絵/許芳瑋/本村大資)

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