馬英九・前総統が11日に初めて自費で台湾の文字媒体で半面広告を掲載し、有権者に対して野党・国民党の候友宜・趙少康ペアへの支持を呼び掛けた。馬・前総統は数日前、ドイツの国際公共放送ドイチェ・ベレのインタビューを受け、台湾海峡両岸関係に言及した際、中国の政治指導者・習近平氏を信頼すべきだと発言、台湾で大きな波紋を呼んでいる。国民党の候友宜・候補は、馬氏の考え方と異なることを強調。与党・民進党の頼清徳・総統候補は、馬氏の主張が時代遅れだ。習近平氏のいわゆる「92年コンセンサス」は「一国二制度」のことだと批判。野党・台湾民衆党の柯文哲・候補は、中国と意思疎通を試みるべきだが、最初から相手を信用することは非常に危険だとの見方を示した。
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馬英九・前総統は11日、初めて自費で文字媒体に広告を掲載し、野党・国民党の総統候補への支持を呼びかけましたが、馬氏がドイツの国際公共放送ドイチェ・ベレのインタビューを受けた際、このように述べました。
馬英九・前総統vs. ドイチェ・ベレの記者
独記者「あなたは習氏を信頼しているか」
馬英九・前総統「両岸関係については、信頼しなければいけない」
野党・国民党の候友宜・総統候補
「今の状況は馬・前総統の任期中と異なる。」
「馬・前総統の当時の多くの主張と一部の意見は私と大きく異なる。」
国民党の総統候補は、馬氏の考え方との違いを強調。
中国の民主活動家、王丹氏はフェイスブックに投稿し、「一般人が習近平氏を批判する時代、馬氏は公の場で『両岸関係において習氏を信頼すべき』といった。隠すことなく率直に言ったことに感服した。」と皮肉りました。
与党・民進党の頼清徳・総統候補
「馬氏の主張と時代は過ぎ去った。歴史が新たな一ページを開いた。習氏は再三公の場で『92年コンセンサス』は『一つの中国原則、一国二制度』の台湾向け方案だと明言した。」
野党・台湾民衆党の柯文哲・総統候補
「誰を信頼すべきか、もちろん自分だよ。台湾海峡が現状を、我々が同盟国との安定した関係を維持できれば、初めて中国との意思疎通を試みる。この方が正しい道だ。つまり、台湾の自主性、両岸の平和が前提。最初から相手を信頼することは非常に危険なことだ」
馬氏の発言は総統選挙に不確定要素をもたらすと共に、台湾でも大きな波紋を呼んでいます。
(編集:王淑卿/本村大資)