中華民国の国軍が9日、台湾に飛来した中国の気球を再び4個確認しました。中国は今年の元旦以降、8日間連続で気球を飛ばして台湾の上空に侵入しています。
国防部によりますと、近く台湾に飛来した中国の気球はすでに多くの国際線のフライトに影響を及ぼし、その安全を脅かしています。その主な目的は、グレーゾーン攻撃と認知戦を行います。国防部はその情報を受けると、直ちに民間航空機関に適切に対処するよう通達したということです。
一方、国軍の対応について、国防部作戦計画室合同作戦計画処の王家駿・副処長は9日の定例記者会見でその脅威の程度によって適切な対策をとる。相手の目的が認知戦を行い、わが方の兵器を消耗することにあるならば、それを撃墜しない方針を強調しました。
王家駿・副処長は、中共は気球を使って嫌がらせを行っている。国軍は全行程において監視を行っており、その脅威の程度に合わせて対策をとっている。気球による嫌がらせがあったからと言ってそれを撃墜することはない。中共は非対称作戦の方法で台湾の戦備を混乱させ、国軍の兵器を消耗しようとしているからだ。その目的を達成させないと説明しました。
数個の気球が台湾上空で姿を消したことについて、国防部の黄明傑・情報官は今のところ、中国の気球の残骸が見つかっていないものの、国軍は敵の動向についてすべての可能性を想定して捜索を行い、早期に対策をとるとしています。
なお、国防部の孫立方・報道官も事実の確認も国防部の仕事の一環だ。対策はその危害の程度次第だ。国軍の各方面が危害の程度が高くないと判断したら、それに反撃する際、中共のグレーゾーン戦略を視野に入れてその意図に合わせて対策をとる必要があるかどうかを検討する。台湾の陸地に対して大きな危害があった場合、国軍は積極的にそれに反撃すると強調しました。
(編集:王淑卿/本村大資)