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中国による台湾人気バンドへの圧力報道、陳・行政院長:中国の選挙介入により警戒が必要

  • 29 December, 2023
  • 本村 大資
中国による台湾人気バンドへの圧力報道、陳・行政院長:中国の選挙介入により警戒が必要
陳建仁・行政院長は「私たちは中国の選挙介入に、より注意を払わなければならない。中国の罠にはまって、選挙介入の共犯者になってはいけないと注意を呼びかけた(写真:CNA)

ロイター通信社やアメリカの著名なニュースチャンネルCNNを含む海外のメディアが28日、台湾の安全保障関係者の話として、中国当局が台湾のロックバンド「五月天(メイデイ)」に対し、台湾の正副総統選挙前に親中国的な発言をするよう圧力をかけ、若者の有権者の投票行動に影響を与えようと試みたと報じました。これに対し中国の国務院台湾事務弁公室(国台弁)の陳斌華・報道官は28日午後、これらの報道は完全に偽情報であり、中国の関連当局がメイデイに圧力をかけたというのは完全なでっち上げだと反論しました。

行政院の陳建仁・院長は29日に受けたインタビューで、「台湾の自由、民主的で多様な文化のもとで、メイデイの作品は誰からも愛されている」とし、バンドがファンのためにさらに良い音楽を作り続けられるよう、人々にメイデイへの声援を呼びかけました。

陳・院長はまた、中国が偽情報で世界各国を攻撃していることは既に国際的に認知されている。国家安全保障機関は現在、台湾の選挙に対する中国の介入状況を緊密に注視しており、検察署も積極的に捜査していると述べたほか、私たちは中国の選挙介入に、より注意を払わなければならない。中国の罠にはまって、選挙介入の共犯者になってはいけないと注意を呼びかけました。

陳・院長は「私は、この場で国民に注意を呼び掛けたい。このところの中国による選挙介入に、警戒を高めなければならない。中国の罠にはまってはいけない。さらに重要なことは、私たち全員が台湾で苦労して勝ち取った民主主義を大切にし、中国による選挙介入の共犯者になってはいけないということだ」と語っています。

中国の認知戦を研究している与党・民進党の沈伯洋・立法委員は、中国共産党中央政治局の常務委員で、中国人民政治協商会議の王滬寧・主席は、台湾の人々に恐怖を感じさせなければならないが、過度にならないようにする必要があると話していると指摘。沈・委員はまた、中国共産党当局が、中国に進出した台湾のアーティストや地方組織に対して、育てて殺すというアプローチを用い、彼らを統一戦線の罠に陥れている。これが中国当局が現在使っている手段だと述べています。

次期総統選に立候補している野党・国民党の侯友宜・候補は、ロイター通信の報道は民進党内部の関係者の話を引用しているため、民進党は証拠を出さなければならない。そうでなければ、流言で選挙を操作し、メイデイを政治的な環境に巻き込むことになる。これは非常に間違っており、望ましくないことだと語っています。

(編集:本村大資/中野理絵)
 

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