ロイター通信は28日、来月13日の中華民国の次期正副総統選挙前に、中国当局が、台湾の国民的人気ロックバンド「メイデイ」(五月天)に対して、いわゆる親中発言をする事を求めるなど、圧力をかけていると伝えました。
与党・民進党公認の総統候補、頼清徳・副総統の選挙本部は28日、「中国当局による選挙介入はより顕著となっている、芸能人やミュージシャンも見逃さない」と強く反発、野党陣営に向け、台湾の民主主義へ介入しないよう、共に北京当局に対し強く要求しよう、と呼びかけました。
最大野党・国民党の公認候補、侯友宜・新北市長の選挙本部も、もし報道が事実であるならば厳しく批判されることになると述べ、中国大陸はミュージシャンに対し、政治スタンスの表明を強制すべきではなく、音楽、芸術は政治の干渉を受けるべきものではない、と指摘しました。民衆党の公認候補、柯文哲・主席も、創作の自由に干渉することは台湾の民主社会では許されない、ますます台湾の人々は中国大陸に親しみをもてなくなるだろう、と反発しました。
(編集:駒田英/本村大資)