アメリカ連邦議会の上院、下院で数日間にわたり交渉が行われていた、予算8768億米ドルの2024年会計年度の国防権限方案(F2024 NDAA)が、現地時間の7日夜に両院で合意に達しました。アメリカ上院軍事委員会が公表した内容によりますと、台湾に関連する項目で、議会はアメリカ国防長官に対し、国務長官の同意を得て、台湾関係の当局者と協議したのち、台湾の軍に対し包括的な訓練、協議、制度的能力構築プログラムを策定するよう求めています。
国防部(防衛省)の邱國正・部長(大臣)は8日、立法院でインタビューを受けた際、国軍と同盟国との交流は途絶えることはなく、その範囲は非常に広い。これは、軍の増強と戦備にとって絶対的に有益であると述べています。
邱國正・国防部長は「普段からたびたび皆さんに報告しているが、私たちと他国の交流は途絶えることはなく、その範囲は訓練から戦備まで非常に広い。わが国にとって、国軍の軍備増強と戦備に有益である限り、それは私たちとって有効なチャンネルだ。皆でより多くの情報を共有することは、私たち自身が仕事を向上させるのに絶対に役立つだろう」と話しています。
メディアからの、アメリカは台湾とアメリカの軍事協力を公にするという意味かとの問いに邱国正・国防部長は、「故意に公にするとか、しないとかいう問題ではない」とし、 「国軍の増強と戦備はすべて予定通りに行われている。太鼓や銅鑼を叩いて大げさに物事を推し進める必要はなく、ただ着実に進めていくだけだ」と答えました。
また、国防部が7日朝に中国軍の気球が台湾海峡の中間線を越えたことを探知したと発表したことに対し、邱国正・国防部長は、定期的な台湾海峡周辺の海空域の状況発表に過ぎないと述べています。
(編集:本村大資/中野理絵)