台湾のシンクタンク・財団法人台湾民主基金会は7日、台北賓館(迎賓館)で「第18回アジア民主人権賞」受賞式典を行い、蔡英文・総統が自ら、子供の権利を提唱しているフィリピンのアミハン・アベルヴァ(Amihan V. Abueva)氏に賞を授与しました。
蔡・総統は挨拶の際、今回、民主人権賞を受賞したアミハン・アベルヴァ氏は、数十年に渡り子供の権利を強く主張し、様々な形での子供への暴力と戦うことに尽力してきた。特に人身売買や性的搾取に関して、彼女の活動の中で公平な精神と勇気を示し、子供たちと未来のためにより安全な世界を築くため、たゆまぬ努力を続けている。アベルヴァ氏は「子供の権利はみんなに関係ある事」と述べている通り、彼女は講演活動や読み物を通して人々の意識を高め、大人が危険信号を発した子供を助け、人身売買を防止できるよう尽力していると話しました。
また更に、わが国では子供の保護および権利の促進に関する方面では努力をしており、成果もあげていると説明。重要な点は健全な法律を確保することであると述べ、国連の「児童の権利に関する条約」を例に挙げ、台湾は2014年に同条約に関係する規定を国内法として立法化し、既に2回の国家報告および審査会議に提出していると語ったほか、刑法においては、新たに性的プライバシー侵害に関する章を追加し、子どもの権利をさらに保護していると説明しました。
蔡・総統は、「国連の『子どもの権利に関する条約』宣言によると、子どもは『世界人権宣言』に記載されているすべての権利を享受する権利を持っている。このことから、台湾では、我々が苦労して手に入れた民主、自由、人権を守るために警戒を保ち続け、さらには国内および世界の子供たちの権利を強化していく」と語りました。
アベルヴァ氏は挨拶の際、「アジア子供の権利連盟」の活動状況や目標への奮闘を説明しただけでなく、この情報が氾濫し、フェイクニュースがはびこる時代に、子どもたちが被害を受けないための能力を備える必要があると呼びかけました。
また、善良な政府も子供たちに真実かつ年齢にあった情報を提供するべきだと話し、多くの人権活動家が関連する活動に参加することを願っていると語りました。そして、台湾民主基金会がアジアの民主主義と人権の発展に貢献していること、そして人権活動家の仕事を継続させてくれていることに感謝を述べました。
(編集:中野理絵/王淑卿/本村大資)