蔡英文・総統の代理特使として今年のAPEC(アジア太平洋経済協力)首脳会議に出席する、半導体受託生産世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)の創業者である、張忠謀(モリス・チャン)氏は14日、アメリカへ出発しました。消息筋によりますと、わが方では、張忠謀(モリス・チャン)氏と、アメリカのバイデン大統領との対面をセッティングしているということです。
中華民国外交部の劉永健・報道官は14日の定例記者会見で、このことについて、蔡・総統の特使としてAPECの首脳会議に出席する張忠謀(モリス・チャン)氏はすべての機会を把握してAPECの加盟国と交流を行い、国際社会に四つのメッセージを伝えると明らかにしました。
この四つのメッセージとは、①台湾が地域の平和、繁栄、発展を促すことに努めていること、②台湾が世界各国と協力してより弾力性と強靭性のあるサプライチェーンを構築する用意があること、③台湾はこれからも全力でグリーン・トランスフォーメーションを推進し、中小企業、労働者、女性の権益保護に尽くすこと、④台湾はAPECの枠組みの下、デジタル・ディバイドの解消により多くの資源を提供する用意があることです。
外交部が張忠謀(モリス・チャン)氏とバイデン大統領との対面をセッティングしているかとの質問に対して劉永健・報道官は、「張・特使とほかの国々の首脳との二者間会議をできる限りセッティングしたい」と話しました。
なお、近く行われるバイデン大統領と中国の習近平国家主席との会談について、劉永健・報道官は、台湾とアメリカは密にコンタクトを保っている。しかし、台湾とアメリカとの暗黙の了解と慣例により、外交部はその詳細を外部に公開することができないと述べました。
(編集:王淑卿/岩口敬子/本村大資)