蔡英文‧総統は6日、台湾中部‧台中市に位置する、アメリカの半導体メモリ大手「マイクロン・テクノロジー(Micron Technology、以下マイクロン)台中第四工場」の開所式典に出席しました。蔡英文‧総統は挨拶で、マイクロンは台湾での投資を持続的に拡大し、台湾を安全かつ信頼できる投資先と評価したことについて、嬉しく思うと述べました。
マイクロンのサンジャイ・メロトラ(Sanjay Mehrotra)最高経営責任者(CEO)兼社長も台湾を訪れ、マイクロン台中第四工場の開幕式典に出席しました。メロトラ氏の出席が、マイクロンが台湾への投資をより深化し、台湾のDRAM(Dynamic RAM、ディーラム)製造分野において中核にある位置を一層強化する意思を示しています。
蔡英文‧総統は挨拶で、マイクロン台中第四工場の開所が、マイクロンにとって、先進的なパッケージング技術とDRAM製造分野でのマイルストーンである。その成果に祝意を表したいとしたほか、台湾のメモリ関連材料および設備産業の成功に寄与した皆さんに感謝していると話しました。また、A3工場の建設以来、マイクロンは台湾での投資を持続的に拡大してきたとし、国際的な大企業であるマイクロンが台湾を安全かつ信頼できる投資先として評価していることを喜ばしく思うと述べています。
蔡‧総統はまた、最近の世界的な課題から、信頼できるパートナーと協力して安全なサプライチェーンを発展させることが、過去のどの時代よりも重要であることだと強調。さらに、新型コロナウイルスのパンデミックやロシアによるウクライナへの侵攻など、どの国や産業もこれらの出来事の影響を受けたが、台湾はこれらの課題に積極的に対処し、社会、経済の安定を確保する面でも優れた成果を上げた。台湾がこれを達成できたのは、偶然ではないと語っています。
蔡‧総統はさらに、「安定は基礎から始まる」と指摘。台湾はここ数年、インフラ整備への投資を拡大している。これにより、台湾が国際社会の試練に立ち向かう際に示す経済の強靭性が強化されると指摘しました。
蔡‧総統によりますと、台湾への投資に関する「三大投資方案」の促進で、昨年、海外からの台湾への投資額は過去15年間で最高を記録。また、台湾は、アメリカ、欧州連合(EU)を含む重要なパートナーとの経済‧貿易関係も新たな展望を広げつつあります。そして、台湾産業は半導体産業の優位性を活かし、「六大核心戦略産業」を持続的に推進しています。グリーントランスフォーメーションにおいては、大手企業と協力しながら、グリーントランスフォーメーションの促進、ならびに企業の競争力向上を支援。マイクロンもその中の重要な一環だということです。
蔡‧総統は、マイクロンは台湾と世界全体において、経済成長とイノベーションを促進する鍵となる力だと強調。今後、マイクロンが台湾での持続的な成長と、世界でのデジタルやグリーン環境分野でのさらなる成果を期待していると述べました。
(編集:許芳瑋/本村大資)