台湾宇宙科学技術と産業の発展を促進するため、台湾国家宇宙センター(TASA)が10月30日から、五日間の日程で、台湾の宇宙の分野における最大規模の国際見本市となる、「台灣太空國際年會(タイワン インターナショナル アセンブリー オブ スペースサイエンス テクノロジー アンド インダストリー、Taiwan International Assembly of Space Science, Technology, and Industry ;TASTI)」を開催しています。
蔡英文‧総統は開会式の挨拶で、2017年に打ち上げられた台湾の人工衛星「福衛五號(フォルモサット5号)」は、台湾が宇宙衛星を自ら研究‧開発する能力を証明した。2019年、6つの衛星からなる気象衛星群「福衛七號(フォルモサット7号)」の打ち上げ成功により、台湾の宇宙科学技術力を示した。そして、現在、台湾初の国産気象衛星「猟風者(トリトン)」の軌道入りは、台湾の大規模科学研究システムの運用能力を世界に見せたと語りました。
蔡‧総統は、台湾は、半導体や精密製造の優位性だけでなく、世界の宇宙産業に参入する能力も持っており、「台湾が参入しないということはない」。共により包括的な宇宙産業サプライチェーンを構築するため、世界各国の専門家が台湾を訪れるのを歓迎していると強調しました。
蔡‧総統は、「宇宙産業の発展において、台湾は予算、法律、インフラ施設を段階的に整備してきた。宇宙産業に関連する生産額が2,000億台湾元(約9,000億日本円)を超えている。2025年までに、少なくとも800億台湾元(約3,600億日本円)増加し、約3,000億台湾元(約1兆3,600億日本円)、米ドルに換算すると約100億米ドルに達する見込みだ」と話しています。
国家科学及技術委員会の呉政忠‧主任委員(大臣)は挨拶で、台湾は1990年代から衛星の開発を始めたが、主に宇宙領域の学術研究に焦点を当て、産業参加が限られており、関連する法的支援もなかった。しかし、過去3年間で、「太空發展法(宇宙発展法)」、「國家太空中心設置條例(国家宇宙センター設置条例)」が段階的に施行され、国家宇宙センターも格上げされた。台湾がこの国際的な宇宙経済の波に貢献することを期待していると述べました。
(編集:許芳瑋/本村大資)