アメリカ・ニュージャージー州のフィル・マーフィー(Phil Murphy)知事と訪問団が、19日から22日までの予定で台湾を訪れています。一行は台湾の学術界および産業界の関係者との交流に加え、双方の経済、貿易、産学の分野で協力を促進するため、複数の覚書への署名、調印への立ち合い、ならびに台北にニュージャージー州として初となる、アジア太平洋地域の経済・貿易事務所の設置を発表するとういうことです。
蔡英文・総統は20日午前、総統府でマーフィー知事の表敬訪問を受けました。蔡・総統は、ニュージャージー州はアメリカのバイオテクノロジーや通信技術などの重要な産業が集まっている。また、アメリカ東部市場への玄関口でもあり、多くの台湾企業がニュージャージー州に投資し、ビジネスを拡大していると述べています。蔡・総統はまた、ニュージャージー州が台湾でアジア太平洋地域経済貿易事務所を設立することを歓迎するとともに、これにより双方の経済、貿易のリレーションシップが引き続き高まると信じていると語っています。
蔡・総統は、マーフィー知事が就任以来推進しているイノベーション経済とインフラ経済は、私たちの5+2(ファイブ・プラス・ツー)産業イノベーション計画および6大核心戦略産業と方向性が一致している。私たちは将来、台湾とニュージャージー州が情報通信技術、医療、バイオテクノロジー、グリーンエネルギー産業などの分野で、持続的に協力を深め、ともに安定かつ安全なグローバル・サプライチェーンを構築していくことを希望すると話しました。
蔡・総統はまた、アメリカ下院およびニュージャージー州の上院、下院議会が今年、それぞれ台湾の国際社会への参与や台湾が世界の民主主義陣営との協力を深めることを支持する決議案を採択したことに感謝の表を表しました。
マーフィー知事一行は20日午後、外交部(外務省)および経済部(経済産業省)などで経済、貿易、教育、金融情報に関する3つの覚書への調印を行いました。外交部の吳釗燮・部長は、これら3つの覚書は、双方が交流し、より多くの協力の機会を生み出すための道を開くものだと述べました。これに対し、マーフィー知事は、台湾とニュージャージー州には多くの共通点があり、バイオテクノロジー、電気通信、AIなどの分野で大きな協力の可能性がある。覚書の調印で双方のパートナーシップが更に緊密になると指摘しています。
(編集:本村大資)