ベルギー連邦議会下院外交委員会のエルス・ヴァン・フーフ(Els Van Hoof)委員長率いる訪問団が18日午前、蔡英文・総統を表敬訪問しました。
訪問団は15日から20日までの日程で台湾を訪問しています。
蔡・総統は挨拶の際、近年、台湾とベルギーは海洋風力発電建設および半導体産業において協力の成果を上げ、引き続きパートナーシップを深めている。将来的には互恵的な分野で制度化された協力を確立できることを期待していると述べました。
蔡・総統は、「例えば、台湾とベルギーのフランデレン地域政府は、昨年、協力覚書を締結しただけでなく、今年4月にも協力協議会を開催しており、双方の交流を制度化された協力へと邁進させている。将来的に、台湾とベルギー連邦政府もサイバーセキュリティーなど補完的な強みを有する分野で制度化された協力を確立し、互恵的な発展を生み出していくことを期待している」と話しました。
また、台湾はここ数年、ベルギーからの支持をますます感じている。ベルギー連邦議会の上下院、フランデレン地域圏議会、ワロン地域圏議会のいずれも、過去3年間に台湾の国際的な参加と、台湾・ベルギーとの関係深化を支持する決議を可決している。このほかにも、ベルギー政府は3年連続で公の場で、台湾の世界保健機関(WHO)の年次総会である、世界保健総会(WHA)へのオブザーバー参加への支持を表明している。ベルギーのアジャ・ラビブ(Hadja Lahbib)外務大臣も先ごろ、台湾海峡の現状の維持を改めて支持してくれた。訪問してくれた議員たちも行動によって台湾の支持を表してくれており、台湾の人々を代表して感謝を伝えたいと話しました。
蔡・総統は、自由、民主主義など普遍的な世界的価値観を堅持することは、台湾とベルギーの共通の理念であり、ここにいる議員の皆さんの強力な支持によって、台湾とベルギーの二国間関係は、着実に発展していくと信じていると述べました。
フーフ委員長は、ジェーン・オースティンの小説「高慢と偏見」の名言を引用して、台湾は、他から威圧されるのではなく、それにより更なる勇気を持つと形容しました。また、蔡・総統に対し、ベルギー議会の外交委員会は非常に台湾の問題を重視している。すべての党派が中国の一方的な脅迫行為について非難しており、自身も、情勢の緊張緩和と、現状を破壊しようとするいかなる挑発的な行為も避けるべきであると繰り返し求めている。国会も決議案を可決し、台湾の各分野の国際組織への参加を積極的に呼びかけ、今後も台湾支持の声を上げていくと約束しました。
(編集:中野理絵/本村大資)