アメリカ国務省は28日、国務省のダニエル・クリテンブリンク(Daniel Kritenbrink) 東アジア・太平洋担当国務次官補と中国の孫衛東・外交部副部長がアメリカ・ワシントンで会談し、改めて台湾海峡の平和と安定の維持の重要性を再確認したという声明を発表しました。これは、世界最大の二つの経済体であるアメリカと中国がスムーズなコミュニケーションルートを維持するために行われた一連の会合の中で、最新の対話でした。
アメリカ国務省が発表した声明によりますと、双方は、地域問題について、率直で綿密かつ建設的な協議を行いました。今後、これを開かれたコミュニケーションルートの維持の一環とし、継続的に努力するということです。
国務省はまた、クリテンブリンク氏が台湾海峡の平和と安定を維持することの重要性を再確認したほか、双方もミャンマーや北朝鮮、海洋を含むほかの地域問題についても協議が行われたと説明しました。
近年、台湾、新型コロナウイルスの起源、スパイ活動の告発、貿易関税などを含む一連の問題により、アメリカと中国の関係は緊張しています。
ここ数カ月、アメリカと中国は一連のハイレベル協議を行い、アメリカの高官が相次いで訪中しています。アメリカのブリンケン(Antony Blinken)国務長官が6月に中国を訪れたほか、ジャネット・イエレン(Janet Yellen)財政長官とジーナ・レモンド(Gina Raimondo)商務長官も7月と8月にそれぞれ中国を訪問しました。今回の会談も、このような対話の延長とされています。
最近では、ブリンケン国務長官がアメリカのニューヨークで中国の韓正・副主席と会談、ジェイク・サリバン(Jake Sullivan)大統領補佐官(国家安全保障担当)が地中海の島国マルタで、中国の王毅・外相と会談しました。
アメリカと中国両国のハイレベル会合は、アメリカのバイデン(Joe Biden)大統領と中国の習近平・国家主席の年末の会談の基盤を作ると考えられます。
(編集:許芳瑋/中野理繪/王淑卿)